レガート王国外伝ーー道化師兼暗殺者ハーベット伝

aviane

第1話 それはーいつーどこでー何のために

レガート王国は賢王でもあり愚鈍王でもあった“フィガロ“女王陛下が、王国から出没した後、、、誰もが幸せになれる中央王国政権によって中央国と融合した形で滅んだ。

中央国政権は民間と王国権力者が喧嘩しながら平均的に平和になりゆくはずの国だ。そう思ってかつての王“フィガロ“はレガート王国を捨てたのかもしれない、、、。


それは推測でしかない。

しかしながら中央国政権の裏にあった暗殺者育成のことを知らないで政権を渡したのだとしたら遅すぎる後悔だ。


私は代13代目道化師兼暗殺者。ハーベット。“ハーベット“というのは機械名で本人個人の名前ではない、、。そういうふうに育成されゆくのだ。

彼女たちたまには彼らの仕事は王権を守ること。

民間を蔑ろにせずに王権を守るのは汚れ仕事だ。


13代目ハーベットの私が命じられたのは、、、ゴールドマリー様の時代からーー

時は数何十年にさかのぼる。

ーーーーレガート王国で一番美しかったフィガロ王陛下を“龍“にすることだーーーーーー。


これには中央国政権で脅威を振るっている『龍ファリスト』教団からの依頼だ。

この教団がいつ中央王国で少しずつ品位を獲得したのかーー誰も知らない。

ただわかるのは、、、“フィガロ“は人間に戻れなくさせられるというだけだ。


美しい龍が生まれる。。そして倒される。。龍の伝説作りにもってこいというわけだ。

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