第82話 ライセンス試験・前哨戦 Ⅳ
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【
相手の攻撃を完全に回避することができる。
所有しているだけで効果が発動する。(使用制限5回)
[レアリティ] ★★★★
[種類]
[タイプ] 即効
[重量] 0
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これで手持ちの
あとは、フロアに落ちてるものを拾う必要がある。
「召喚技――
グガングガングガンッッ~~!!
グガドオオォォォ~~ンッ!!
続けざま。
終末獣オプスキュリテと究極魔甲ゼウスギガが攻撃を仕掛けてくる。
アイテムジェムのおかげで。
それを難なく回避する僕。
「す、すごいっ・・・! いいぞぉー国崎ぃっ~~!」
そんな星宮さんの声援が後方から飛んでくる。
ユイさんもユイさんで。
驚いた表情で、僕の姿を目で追ってた。
ただ。
避けられてもあと一撃のみで。
(そろそろやっておかないと)
二体の召喚獣が次の攻撃に移る一瞬のモーションを盗んで。
後方へと飛び下がる。
敵と間合いを取ると。
胸に右手を当てて精神を集中させた。
イメージするのは、どこまでも強くなっていく自分で。
加速しながら限界を突き抜ける感覚が、ふと降りてきた瞬間。
「霞みたる冥界よりもたらされし禁忌の秩序。
自然とそう唱えていた。
バギィィィン!!!
煌々としたきらめきが全身から放たれたかと思えば。
【経験値∞を獲得しました。
そんなアナウンスとともに。
一新されたステータスがボディコンソールに表示される。
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【エデン】
LV 120 / 120
HP 9999 基礎攻撃力 6000 戦闘値 120000
筋力 +999% (1位 / 10340位)
技量 +999% (1位 / 10340位)
魔力 +999% (1位 / 10340位)
耐久 +999% (1位 / 10340位)
[アビリティ]
活力A 集中力A 理力A
速度A クリティカル率A 追加攻撃A
感覚A 精密度A 知能A
器用さA 信仰A 運A
[潜在能力]
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その直後だった。
チュドォォ~~ン!!
終末獣オプスキュリテの召喚必殺『
息つく間もなく。
「ゴドシャアアアァァーーー!!」
繰り出してきた究極魔甲ゼウスギガによる攻撃も見事ヒットして。
「え、うそっ・・・」
後方からそんな悲鳴にも似た声が飛んでくる。
僕の体は、フロア全体を揺らすほどの大爆発に巻き込まれ。
全身は燃え盛る炎に蝕まれた―――。
そんな光景を見れば。
誰だって死んだって思うよね。
(ふぅ。なんとかリライトは間に合ったみたい)
これで僕のレベルは最高値の120。
今ならどんなにダメージを負っても問題ない。
まとわりつく焔を振り払うと、僕は平然とその場から立ち上がってみせる。
手を振って星宮さんにまったく問題ないことをアピール。
「っ・・・」
まるで、信じられないものを見るような目つきで。
ユイさんは険しく眉をひそめる。
まあ、これは当然といえば当然の反応で。
最強の召喚獣の攻撃を続けざまに二度食らって、ぴんぴんしてるわけだから。
(驚くのはまだ早いですよ)
近くに転がってたブルーキューブを拾うと。
それを握り締め、僕はいつものようにイメージを膨らませた。
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