第6話 1stダンジョン Ⅴ
ヴゥーーン!
地下7階へと到達する。
(めちゃくちゃいいペースで降りられてるね)
今日はきちんと
昨日はイレギュラーがあって遅くなっちゃったし。
17時半くらいには自宅に戻っておきたいな。
:アイスゴーレムも見て見ぬふりw
:知ってた
:またスルーw
:そりゃね
:やっぱエネミーは倒さないのか
ここまで拾った
万が一のときのため。
できれば、回復系の
(運よくそう拾えないか)
まあ仕方ない。
キューブ探索を優先して進んでるわけじゃないし。
それに。
キューブは、ホルダーにストックできる上限が3枠って決まってて。
たくさん集めたとしても途中で捨てなきゃいけなくなる。
:どこまで降りるつもりなんだ
:そろそろレベル上げておかないとガチでヤバない?
:初めてだわこんな配信w
:逆にすごくね?
:一度も戦わずにB7まで降りられるものなんだな
:いや無理だろ
ちなみに。
ダンジョンは基本的に3つの階層で分かれていて。
============================
〇浅層階
地下1階~地下9階
〇中層階
地下10階~地下19階
〇深層階
地下20階~地下29階
〇冥層階
地下30階~
============================
探索者クランの調べによると。
全国には1000近くのダンジョンがあるみたい。
また、勝手に冥層階に降りることはできなくて。
クランが規定する試験をクリアして、専用のライセンスを入手する必要があるんだよね。
まあでも。
そもそも冥層階まであるダンジョン自体がかなり稀だったりするんだけど。
ここ『板橋ダンジョン』も地下14階までしかないっぽいし。
(お、また見つけた)
通路の奥に青魔法陣があるのを確認する。
それを踏んで地下8階へ。
:なんで敵襲ってこないの?
:LV1のまま地下8階に突入ww
:エグっw
:絶対おかしいやろ、これ
:敵が配信主に気づいてないとか?
(さすがにエネミーの数も多くなってきたな)
通路の先々で敵の姿を見かけるようになる。
このあたりからようやくダンジョンって感じだ。
けど、触れなければなにも問題なし。
(よっと)
氷幻サイクロプスの群れに触れないように注意しながら。
突き当りを右に曲がる。
:マジでエネミー寄って来ないね
:すげぇw
:意味わからん
:そんなことってあんの?
:いいぞもっと行けー!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます