私は詩が嫌い。

@Ahhissya

気取ってんじゃないよ

五月雨を ながめて囃す 人嫌い 短歌だろうと 俳句だろうと

透き通る 窓の際から パソコンで 日照り刺す肌 痛いのをセン

頑張って 嫌いな詩を産み 落とし文 字数の制約 邪魔すぎるけど


日中は 陽が長くなり 短夜へ 夏至向かう時期に 和歌コンテスト

歳時記の くってく時間 無駄かもな 季語など極論 「夏」でオーライ

例えばさ 2月の真夏日 て冬じゃん 四季行けるのよ 「夏」って言えど


天青く 五月晴れすぎて しんどひわ エアコンはオフ 節電しろと

余計にあ つくて何度も 思い出す アムナッシング バットノベリス

澪標 き取り岸側 攻む田舟 浅底の川 流れて行けど


沢に鍬 差しても川は 耕せぬ 汗すら出ぬ夏 徒労徒労と

我慢して 髪浸るまで 耕した 小説畑 マイフェイバリッ

砂を飲み 咳き込み植えた 若め苗 上がって行くのは 酸素の濃度


喉冷やす 流れ込む水 いき詰まり 遥かな水面へ 浮上してくと

桟橋に 停まる黒船 つい見上げ 都庁舎ほどの 超巨大ボー

難しい 顔したペリーを 見て嬉し 苗に与うは 更なる深度


一枚の 若葉はロシアも 埋め尽くし 而して花は 咲かぬままだと

なべて闇 真暗な冬夜 川の底 光も人も ハヴントリーチ

当たり前 花無き草木は 枯れている 如何に壮大に 葉を広げれど


場を変えて 見事な花が 咲くならば 称賛は葉へと あとわたしへと 

海藻に 花など要らぬ 海底に 揺る言の葉を チェックティッタウ

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