005 月夜と書いてルナ誕生 (5)愛と美の女神と友達になる
ショートカット金髪で青い目の美しい女神の登場に、ボクは不安になった。
こういう美しい女性は、ちやほやされるから
しかも、「やつを、いじめたら、仲良くしてあげる!」という言葉を信じた男性の多くが、ボクへのいじめに参加してくるから
シクペリア 神々を作った
「イウラ。
彼は、わたしが
イウラが割り当てを担当している
愛と美の女神 イウラ・ノータ
「くじ引きをしないで、ですか?」
シクペリア
「そうだ。
よろしく頼む。」
イウラ
「
シクペリア
「わたしの実験の協力者であり、必要なアイデアを
【100人にひとりの美しい
割り当てたいという気持ちを分かってくれないか?
イウラが管理する美しい
イウラ
「分かりました。
特別ですよ。
ほかの神々には言わないでくださいね。
シクペリア
「ありがとう。 わかってくれてうれしい。
それと、イウラにもう1つ
ルナの
イウラ
「わたしは忙しくて、プライベートの時間が取れなくて、余裕がないから
シクペリア
「イウラなら、なんとかするさ。
その点は
もしも、イウラが引き受けてくれないなら、2番目に信用しているイウラではなくて、一番に信用している神に頼むしかないのだが、彼も
イウラ
「わたしは、ほかの神よりもヒマだと言いたいのですか?
あんまりです。」
シクペリア
「ヒマとは言っていないぞ。
イウラと同じように忙しいと思ってくれたら助かる。」
イウラ
「断ったら、どうしますか?」
シクペリア
「そのときは、その神に頼むしかないな。
彼はかなり
その時間については、イウラとの時間を
イウラ
「今でさえ、ほとんど、わたしとの時間が取れないじゃないですか?
さらに
シクペリア
「そうならないためにも、イウラにルナの
引き受けてはもらえないだろうか?」
イウラ
「分かりました。
引き受けます。」
シクペリア
「
では、ルナ。
あとは、イウラが引き
イウラ、ルナの異世界での様子を見てあげてくれ。
そして、わたしに、あらすじを知らせて欲しい。
次の用事があるから失礼するよ。
ルナ、新しい人生に
イウラ、ルナの異世界転移に必要なもの
【100人にひとりの美しい
シクペリアは
◇
イウラ
「もう、シクペリア様ったら、ひどいわ。
わたしのことを2番目に信用しているなんて、1番目の神に頼めばいいじゃない。」
ルナ
「あのう、イウラ様、
イウラ
「なによ。 つまんなかったら、
ルナ
「1番目の神は、シクペリア様ご自身のことです。」
イウラ
「なに? それ? ギャグなの?」
ルナ
「シクペリア様も、
イウラ
「それで?」
ルナ
「そのマンガのワンシーンに、こんな会話があるのです。
波太郎
「わかった。 ボクが最も信頼する人物を
次のページでは、波太郎がテクテクと歩いている場面が
という内容です。」
イウラ
「えっ? そのマンガをちょっと見せてよ。」
イウラは、ルナの
イウラ
「本当のようね。
ということは、シクペリア様が一番信頼している神はわたしってことなのよね。
ね、ルナ?」
ルナ
「そうですね。
シクペリア様は、イウラ様のことは頼りにされているようですね。
イウラ様は、特別な存在なのですね。」
イウラ
「ルナさん、わたしたち友達になりましょう。
あなたの来世は私の仲間の神様のひとりになっている気がするわ。
そのときは、【100人にひとりの
だから、頑張ってね。
こころから、応援するわ。」
イウラ様は、ごきげんのようだ。
ルナ
「ええ、どうぞ、よろしくお願いいたします。」
イウラ
「よそよそしいわね。
ルウナ?
イウラって呼んでね。」
ルナ
「ええーっと、イウラ?」
イウラ
「はーい、ルウナ。
あなたの旅が終わって戻ってくる日を待っているわ。
じゃあ、異世界転移先へ送る前の
1.シクペリア様から6つのスキルを受け取る。
2.わたしからは、【100人にひとりの
3.わたしがルウナのガイドを
4.住居は、ルウナが住んでいたワンルームをそのまま。
しかも、電気ガス水道を完備。
食料などは1か月分を入れておくわね。
早めに現地の食事に
医療品も少しは入れておくわ。
5.インターネット回線は検索できても、書き込みは不可だからね。
メールを受信できても、送信はできないわよ。
6.ルウナの仲間になる3人の居場所は室内のお知らせ板に書いておくわ。
7.それと、仲間の3人にも同じレベルの部屋を用意するわ。
家主はルウナにしておくから、言うこと聞かないようなら、追い出せばいいわ。
こんなものかしら?」
ルナ
「イウラ様に相談したいときは、どうすれば連絡できますか?」
イウラ
「そうね。 ルウナと私専用の掲示板を用意しておくわ。
それについては、
ルナ
「ということは、イウラに連絡して、相談できるタイミングは限られますね。
わたしたちの掲示板への報告は、たまに少なめが良いですか?
あまり長く書き込んだり、書き込み
イウラ
「ルウナ。
短くても良いから、毎日、
そうすれば、毎日、シクペリア様に話しかけに行く
ルナ
「そうですか?
うれしいです。
まるで、イウラ様とわたしの
楽しみです。」
イウラ
「ルウナ、わたしたちは
交換日記を楽しみにしているわ。
それと、イウラ様ではなくて、イウラって呼んでね。」
ルナ
「はい、イウラ。」
イウラ
「そうよ。 ルウナ。
ルナと呼ぶよりも、私と同じ3文字になるように、ルウナって呼ぶから、よろしくね。」
ルナ
「はい、イウラ。」
イウラ
「でも、他の人には、ルナって呼ばれても良いからね。
ルナをルウナって呼ぶのは私だけの特別にしたいわ。」
ルナ
「わかったわ、イウラ。
ありがとう、うれしいわ。」
イウラはルナを抱きしめてハグをした。
イウラ
「じゃあ、行ってらっしゃい。」
ルナ
「行ってきます。」
ボクの異世界転移が実行された。
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