雪が振られる、

恐ろしいほどに鮮やかな白黒の世界

雪が振られる

雪が降って雪が降った

 しんしんと綿積もる


夜になって月が登った

 雪を妖美に映す


雪が止んで朝になった

 街が輝く


雪が溶けて雫が落ちた

 水冠と響をつくる


塊が溶けて元に戻った

 済んだ空気は日常を装う

 

私は一人。街に繰り出す

 穏やかに緩やかに、

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雪が振られる、 恐ろしいほどに鮮やかな白黒の世界 @Nyutaro

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