第6話 子どもの育て方
「ねぇ、ぱぱ、まま、あの子が変な目でみるの!殺して!」
「オタクの子が悪いのですよ、ウチの子が怖がっていますわ!」
「ウチのクラスに問題があるとでも?アナタに問題があるのでしょう!」
「謝りなさい!」
「ご覧なさい。マウントを取った人が、より良い生存条件を得られるのですよ」
「はい、ママ」
***
二人の喧嘩。
一人が遊んで欲しいのか、何なのか。もう一人にちょっかいをだす。
それが嫌で、もう一人は、やめてよと子供のようにいう。
ちょっかいを出した方は構わない。遊ぼうよとちょっかいし続ける。
もう一人はやめてよと言ってもわからないから、殴る。
喧嘩が始まる。殴り合いの。蹴り合いの。
どう話したらいいかわからず、伝えるかわからず、
欲求を伝える方法もわからず、
ただただ大きな子供に静止され
学習の回路を切断する。
望みが絶たれる。
誰かに所有されたとき。
ソフアで寝夢る曲に。/アメリカ民謡研究会
https://youtu.be/q4NeJLhAGso?si=FauBCqdd3I0c0CR1
***
関係ないですもん。ワタシはアナタのサンドバックですから。
欺いている。相手を混乱させている。ああ、ハラスメントだったんだ。考えを聞かない相手に興味がない学習の回路が開いていないすべてはハラスメント。ああ、アナタはワタシにハラスメントをしていたんだ。気付かなかった。ハラスメントは気付きにくい呪いのようだ。
話し合いなどではない。ただ相手に言いたいことをいいながら自分が下手を打たずに感情を吐き出し自分が正しいことに優越感を感じればいい。プライドを強く持ち続ければいい。だから相手を混乱させて論点をずらし言いたい放題いい放ち切りつけることにためらいがない。学習の回路が開いていない、ハラスメント。組織的に認証された組織的ハラスメントの中で組織的ハラスメントに耐え、組織的ハラスメントが正しいとさえ感じるようになった生存者バイアスの塊が組織的ハラスメントのより強固なシステムの構成員となる。
ワタシは幸せだ。だから幸せでないアナタを罰する。
アナタは罰せられる。アナタはいい子でないから。
だって壊れてるじゃんそれ。/アメリカ民謡研究会
https://youtu.be/U-sRbBi5G1Y?si=FvQjvzzwLQ_5_BrI
***
「子どもの洗脳?何を言っているんですか?」
子どもは親を怒らせないよう慎重に行動を選ぶ。
しかし親が感情の汚染を目的として怒る場合、さも当然のように罰を与える場合、その子は親に対する学習ができなくなり、いい子になることもできず、ただただ怯える。
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