第2話 今後の計画

さっき書き出した欠点を睨む。

「こんなかで何とかできそうなのは…勉強かな?亅

空気を読むのは実際に場を踏まないとだし、

ドジなのはしょうがないし、

行動早くしようと思うとどっかで絶対ドジるし、

運動が出来ないのはこの142cmの小さい身長のせいだろうから、どうにも出来ない。

とはいえ、私は超絶頭が悪い。

筆算は出来ない。

九九もあやふや。

分数はナニソレオイシイノ?状態だ。

「あぁ…小学校の時頑張っとくべきだったよぉ…亅

後悔しても時、すでに遅し。

春の風が私の頬を撫でた。

そこでハッ!と気づく。

学力をはかられるのは、はっきり言っちゃえば、

テストだと思う。

未来見ちゃえばいいんじゃない?

そしたらテストの問題分かるじゃん!

こめかみに手を当てて未来を見ようとした。

でも、なんか、ピンと来ない。

私、なんでいじめられたくないんだろう?

それってさ、中学校生活思いっきり楽しみたいからだよね。

カンニングみたいなことして、私楽しんでる…?

自分が嫌になっちゃう。

「うん、やめよ!亅

私、ズルしないで思いっきり楽しむことにします!

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