タイトル[宇宙は「どこの中」にあるか]

絶望を超越するもの

タイトル[宇宙は「どこの中」にあるか]

俺たち2人の男はいつものように

  学校の空き部屋でお菓子を食いながら話をしていた。


「宇宙は「どこの中」にあるかわかるか?」


「宇宙が何処にあるか?…………宇宙は宇宙では無いのか?」


「俺たちは日本の中にいる日本は世界の中にいる
世界は地球の中にいる地球は宇宙の中にいる
じゃあ宇宙は「どこ」の中にあるのか?
そして宇宙を乗せてる何かはどこの中にあるのか?
そして宇宙を乗せてる何かを乗せてる何かはどこの中にあるのか?」


「それは何処にあるんだろうな?」


「それはカメの上である

それはひもである

それは缶詰の中である

それは原子である

それは次元である

それは心である

それは目の下である

それは何者かの脳内である

それは宇宙の屈折率は無いから無限である

それは宇宙から無限光年離れた場所には無限個の宇宙がある」


「それは全て仮説或いは妄想だろう?」


「そうだそれは確かにあるが今の人間には

まるで観測ができないほどに大きい話「無限後退」だ」


「無限後退それをどうにかする方法は果たしてあるんでしょうか?」


「無限を越えればいいんだと俺は思っている」


「そんなことは人間という種が滅びる前に到達することは不可能だと思う

いやそもそも無限にする到達する前に人間は滅びると俺は思っているよ」


「そう人間はきっと無限にすら到達できずに滅びる

無限を超えるなんて無限なんて不可能だが無限を知っているように

無限を超えた先というものを知ることはできるかもしれないと思う」


「断定するんですね?」


「俺は人間を凄い存在だと思っているのでね

この程度のことはやってくれると確信をして言えるよ」

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