第5話

「あのぉー、本当になんっすか、流石に迷惑なのですが」


「・・・迷惑って、一応私は元彼女でしょ」


あーもう!!話がねぇ!!通じてないよねぇ!!


「・・・あの、そういうのはとりあえずいいので」


「良いって、私達と付き合ってた時はそんなふうに思ってたの?」


どんなふうにって


むしろ、あなたこそ、俺のことゴミムシみたいだと周りにも言ってましたけど、


「・・・あのぉ、本当に帰ってもらって良いですか、流石に女の子がいつまでもこんな所にいたら」


「本当に、」


話が通じてないし


「本当に、なんとも思ってないの??」


「・・・」


助かるとしか思ってないけど、


なにこれ??俺に演技指導してるの??

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る