【火曜日 08:08】義家族に俺の大切なオタクグッズを捨てられて、心が壊れた。
少し復活したエアコン
第1話
俺は俺なりに頑張ってきた、つもりだった。
勉強も学年ではトップだし、ほぼ毎日バイトもしている。
かなり努力していたと思う。
だけど、義家族(義姉や義妹、義母)はゴミやクズ、最近はキモオタと呼ぶようになっていた。
義姉「・・・キモオタ。さっさとそのフィギュア捨てられたら?」
「・・・捨てたくない」
これは自分のお金で買っている。捨てさせる権利なんてない。
義妹「本当にこんなのが、兄なんて義理でもすごく嫌だ」
そんなこと言われても・・・これは趣味だし
義母「はぁ、夫がこんなの認めさえしなければね」
出来れば、それだけは辞めて欲しい、お父さんは何も悪くない。
この家で唯一の俺の趣味を認めてくれるのは血の繋がった父で、俺のことを唯一褒めてくれたり、どこかに連れて行ってくれる。
「・・・」
お父さん早く帰ってこないかな
_________
「ねぇ、やっぱりお兄ちゃんのオタクグッズ捨てたほうがいいよ」
「でも、夫は良いって言ってるし」
「でも、このままだと優は、ダメになっちゃうよ」
「・・・それもそうだけど」
______
思い返すと、昔は義家族とも仲が良くて楽しかった。
けど、あの時・・・俺が事故にあってから変わってしまった。
なんでだろう。俺は完全に被害者だったのに、なんで俺が悪く言われるんだろう
________
ある日・・・お父さんが亡くなった。
事故にあってしまった。
とても、悲しかった。俺のことを唯一の肉親だし、理解者だったから
_____
そして、親戚の葬式から帰って来た瞬間、俺には更なる絶望が待っていた。
全てのオタクグッズが捨てられていた。
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