第4話

心にポカンと穴が空いたようだった。


大切なグッズ、大切な思い出・・・


確かに俺はオタクの中でも孤独なタイプだった。


誰かに共有したり、一緒に遊んだりもしないガチで一人のタイプのオタク


でもそれで良かった。楽しかったし・・・


「・・・ぁぁ、」


そして、優は感じ始める。今開いた穴に何かが入ってくるような感覚。


「・・・そうか」


優は理解した。


今更理解した。ここはゲームの世界なんだと


俺には義妹も義姉も居て、まるでハーレム主人公のようだと


「そうだ、俺はハーレム主人公なんだよ」


家族はそのきっかけをくれたんだ。


「・・・俺は変わるぞ」


そう、ここがまさにゲームの開始時点 俺は始めるんだゲームを

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