Change the world ～地球と似た世界で俺は生きる～

転生・入学編

プロローグ

視界がぼやけている･･･わしはもうすぐ死んでしまうんじゃろう･･･

視界にはおぼろげながら妻と息子がみている。どんどん息ができなくなり、そして･･･

ピ———————————ッ

そしてわしは死んだ･･･

･･････次に意識が戻ったのは少しあと。いやもしかしたらもっと時間が過ぎておったのかもしれん。

そして目が覚めた次に視界に映ったのは————！！

「おおっ！生まれたぞ！！」

目の前にはダンディーな男性。見るからに日本人みたいな風貌だった。

　おや？どうなっておるのじゃ？ここは地球なのか？しかもわしが生まれたじゃと？

いまだに何のことかわかっておらんかった。そしてわしの母親らしき人物がわしを抱きかかえ泣いておった。うれし泣きというやつじゃろう。

「ありがとう･･･！ありがとう･･･！」

わしはまだ声が出せないので何とか行動で示そうとしたのじゃ･･･

もちろん動けんのじゃが。

そしてわしは地球にまた生まれたのだと悟ったのじゃ。

数日たったある日･･･わしの母親(仮)が退院するらしいのじゃ。そしてわしはやっとこの世界を見ることができた。

しかしわしが見たのは前世生きてたような世界ではなかったのじゃ。

ほうきで移動してる人もおれば絨毯（じゅうたん）で移動しとる人もおる。空中で車が走っていたりもする。ここは地球ではなかったのじゃ。いや正確には魔法＋科学＋地球といったところかのう。

ここはわしが生きていた世界とは別の世界なのじゃ･･･

　　　　　　　　　　　　Change The World

　　　　　　　　　～地球と似た世界で僕は生きる～