Web小説の主人公、占ってみた！ ～波乱万丈です！ タロットで紹介する主人公とその物語～

【461さんバズり録】/ 461さん

　いらっしゃいませ！

　さあ~始まりました、WEB小説の主人公をタロットで占ってみようというこのエッセイ、「WEB小説の主人公、占ってみた」！

　本日のお客様は三丈 夕六様の作品、【461さんバズり録】〜ダンジョンオタクの俺、淡々と攻略していたら何故か美少女配信者に撮られてバズり散らしていた件〜

　https://kakuyomu.jp/works/16818093072862688424

　より、主人公の461様～～！ ようこそいらっしゃいました～～！

　あ、テンション高いですか？ すいません。

　作品に影響受けて配信風になってます。あまり気にしないでください。内容はいつも通りです。

　ではまずは作品紹介から。

　以下あらすじより抜粋させていただきます。

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栃木から東京に引っ越して来た探索者「461(ヨロイ)さん」。彼は元引きこもりながら12年間の経歴を持つベテランダンジョン探索者。

ウッキウキで東京のダンジョンに挑む461さん。

たまたま居合わせた美少女配信者によってボス戦を配信されてしまった461さん。

有名配信者に意図せず実力差を見せ付けてしまう461さん。

スキルゴリ押しダンジョン配信者が溢れ返った世界では、彼の堅実な攻略スキルは異次元級のチート能力に映り、思わぬ所でバズり散らしてしまうのだった。

その日から、彼の元には次々とダンジョン配信者達が現れて……。

これは堅実ダンジョン攻略をする461さんがバズり散らし、世界中を魅了していく物語である。

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　ダンジョン配信モノです。

　ゲームをやる時、強敵が出てくると燃える人、何とか工夫して勝とうとする人、そうやって手にした勝利が大好きな人、そんな方にお勧めの一冊です。

　ちなみに私はそういう人なのでドはまりしました。ここ数日夢にダンジョンが出てくるくらい。新宿編も応援しております。

　スキルや魔法が存在する世界なのですが、主人公の461さんは地味です。でも強い。そしてかっこいい。

　でも主人公だけじゃなくって、登場する配信者たちがみんな「配信者」だけあって個性的かつ魅力的。自分の魅せどころをわかってる。でもそれとは別に、個人としての顔もあって、そこもまた魅力的。なので登場人物が増えるごとにさらに面白くなっていきます。

　そのせいもあって作品の感想欄も楽しいです。作中の配信回、掲示板回みたいに一緒に配信みてコメントしたり、後から掲示板でもりあがったりしてる気分です。作品読んでる人それぞれ押しがあって、推しが活躍する回は一段と楽しい。

　私の配信者の推しはネコネコナーゴさんです。異世界グルメ最高。出てきたやつ食べたくなってお店検索してしまいました。でもキャラとしての推しは別にいたり。誰かは内緒。お話の感想欄見たらわかっちゃうのですけどね。

　ぜひあなたも自分の推し配信者を見つけて下さい。

　では主人公、461さんの占い結果です！

　占いをしたのはちょうど物語の第一話の直前あたりを想定しています。

一枚目：隠者（ハーミット）　正位置

二枚目：貨幣（ペンタクル）の従者（ペイジ）　正位置

三枚目：星（スター）　　正位置

画像↓↓↓

https://kakuyomu.jp/users/Kotonoha_Touka/news/16818093084136238449

◆一枚目：あなたの過去、あなたの根本にあるものが示されます。

隠者（ハーミット）　正位置

内にこもる、内面を見つめる、反省、探求、転じて「探索者」

＜隠者（ハーミット）＞というアルカナについて解説します。

　たびたび申し上げておりますが、大アルカナは＜愚者（フール）＞という主人公が様々な人や物事（＝アルカナ）に出会いながら＜世界（ワールド）＞を目指す旅の物語です。

　Ⅸの番号が振られた＜隠者（ハーミット）＞はつまり＜愚者（フール）＞が９番目に出会うアルカナ。ランタンと杖を持った老人、という姿で描かれています。

　ここまでいろいろな人と出会ってきた＜愚者（フール）＞ですが、＜隠者（ハーミット）＞との出会いを境に、アルカナはよりいっそう抽象的なものに変わっていきます。ちなみに次の１０番目は＜運命の輪＞ですね。運命の分かれ道そのものをさしています。

　　＜隠者（ハーミット）＞は心という迷宮を旅する探索者です。いろいろなものと出会い、成長した主人公（フール）が今度は自分の内面を見つめ、その深くへ降りていく様子を示しています。

＜通常の解釈＞

　一枚目に＜隠者（ハーミット）＞が出ているあなたはご自身の行動を顧みる力に優れています。過去の失敗を分析し、反省し、次に生かせる方だと思います。

＜物語上の解釈＞

　ずばり「探索者」のモチーフといたしました。

　物語中で探索者たちが挑む「迷宮」は、夢占いでは「自身の内面」を表しているとされています。ダンジョンの奥深くに眠るお宝を求めて、というモチーフは自己探求そのものといえるかもしれません。

　ただしご注意を。ダンジョンの奥底に眠っているものが宝物だとは限りません。とんでもない怪物が潜んでいるかもしれませんからね！

　＜隠者（ハーミット）＞は何度も敵に挑んで経験を積み、ストイックにダンジョンを探索する461さんを示しています。

　また、461さんが取得している「あのスキル」のモチーフでもあり、461さんの過去の「引きこもり」も指しています。

　一枚で461さんを表すのならこのカード。＜隠者（ハーミット）＞を三枚並べたいくらい461さんなカードです。

◆二枚目：ここには現在のあなたやあなたが間もなく出会うことが示されます

貨幣（ペンタクル）の従者（ペイジ）　正位置

可能性、希望、夢、才能ある子供、転じて「やがて有名になる配信者」

　星が描かれた貨幣を掲げる従者が描かれています。

　貨幣（ペンタクル）は才能と価値のスート。従者（ペイジ）は子供。ここから貨幣（ペンタクル）の従者（ペイジ）は可能性や未来の展望を示します。

＜通常の解釈＞

　素敵な出会いがあるでしょう。その出会いは、あなたの未来を大きく変えることになるかもしれません。

＜物語上の解釈＞

　先述の通り貨幣（ペンタクル）は才能と価値のスートです。

　貨幣（ペンタクル）のスートに属するカードには五芒の星が描かれています。これは才能と価値のメタファーです。

　貨幣（ペンタクル）のスートはは英語の「タレント」という言葉によく似ています。

　テレビなどに登場する「タレント」は本来は「才能」を指す言葉であり、さらに遡ると通貨の単位でした。しかもファンタジー小説な度で登場する「聖ナントカ大金貨」みたいな、１タレントで数年は遊んで暮らせるような大きなお金だったそうです。

　「タレント」は才能のある人、価値のある人という意味なんですね。貨幣（ペンタクル）のスートはこのタレントという言葉と同じように解釈できます。

　貨幣（ペンタクル）というスート、この物語と非常に相性が良いと思います。

　登場人物の多くは「配信者」。人気配信者はすなわち「価値ある人（タレント）」。

彼らがダンジョン攻略に用いる「スキル」。これもまた「才能（タレント）」です。

　ちなみにこの「タレント」の中で特に優れた人を「スター」と呼びます（伏線）。貨幣（ペンタクル）に星が描かれているのはそういう意味ですね。

　そんなわけで。

　二枚目に示された貨幣（ペンタクル）の従者（ペイジ）は461さんの未来に「可能性」を示すのと同時に、このアルカナが示す人物との出会いを示しています。

　貨幣（ペンタクル）は才能と価値のスート。すでに人気配信者の彼女ですが、461さんと出会うことで……。

　おっと、占っているのは461さんでしたね。

　でももし彼女を占ったなら、同じ三枚のカードが現れると思います。１枚目と２枚目を入れ替えて、ね。

◆三枚目：ここには未来のあなたが示されます。

星（スター）　　正位置

夢、目標、願い、手が届かない物、「スター」。

＜通常の解釈＞

　星（スター）は目標や夢を指します。でもこれ一枚では「夢が叶う」という意味にはなりにくいです。「目標ができる」の方がわかりやすいかもしれません。

　星に手を伸ばしたところで、掴むことはできませんが、星を目指して歩くことはできる、というわけですね。

　しかし二枚目に貨幣（ペンタクル）の従者（ペイジ）が出ているのは興味深い。

このカードが意味するのは「可能性」。

　もしかするとあなたは星すらもつかみ取る、そんな稀有な運命にある方なのかもしれません。

＜物語上の解釈＞

　ぜひ、本編でご確認下さい！

　栃木から東京に引っ越して来た探索者「461(ヨロイ)さん」。彼は元引きこもりながら12年間の経歴を持つベテランダンジョン探索者。

　ウッキウキで東京のダンジョンに挑む461さんでしたが、たまたま居合わせた美少女配信者によってボス戦を配信されてしまうのでした。

　ここは「ダンジョン配信者」が当たり前の世界。

　多くの魅力的な配信者（スター）たちが、「配信」を通じて自分たちの才能と価値を戦わせる、満天の星空のような世界。

　そんな世界で最も強く輝く（地味な）星が世界を、さらには他の星々さえも魅了していきます。

　そうこれは、堅実ダンジョン攻略をする461さんがバズり散らし、世界中を魅了していく物語！

　「ダンジョン配信者たちの頂点（ザ・スター オブ スターズ）」

　461さんの占い結果でございます。

※作品のファンの方へのお詫びと言い訳

　ファンの方の中には占い結果に納得いかないって方もいらっしゃると思います。

　わかる。おっしゃりたいことは良くわかります。

　この占いで示されているのは、461さんが歩む物語のほんの一部です。占い作成に当たってどこを切りとるかとても迷ったのです。

　だから待って、違うの。「あの人」をないがしろにしたわけじゃないんです。私は敵じゃない。あくまでワンシーンを切り取っただけなんです。許して、私もつらいんだ。

　主人公461様、作者の三丈 夕六様、本日のご来店、誠にありがとうございました。

　続き楽しみにしております！