第21話 時を渡る魔術
「イス人は現在2つの勢力に別れ各時代で抗争してします。その原因は数年前あるイス人が開発した魔術が発端でした
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...数年前あるイス人が居た。彼はイス人の中では異端とされていた。何故なら魔術を研究していたからだ。イス人は科学を是とする種族、その科学によって時間渡航を可能にし様々な時代へと赴きその歴史を記録、不都合な歴史ならば改変した。当時のイス人の中には「科学者にあらずんばイス人にあらず」というどっかの平家の様な考えが浸透していた。そんな中魔術に魅了されたイス人が居た。そのイス人は他のイス人から蔑まれ、時には妨害もされながらも長い年月をかけある魔術を完成させた。それは『時を渡る魔術』。それはイス人の今までの常識を打ち砕くもので与えた衝撃は計り知れない。しばらくすると1部のイス人、特に現状に不満を抱いていた者が彼を祭り上げ1つの派閥を作り出した。その派閥は急速に成長したイス人社会が真っ二つに分かれるほどに。次第に彼らの派閥は魔術派、旧体制の者達は科学派と呼ばれるようになった。そして、2つの派閥は争いを始めた。最初こそ若く勢いのある魔術派の優勢だったがしばらくして魔術の欠陥が見つかった。魔術の技量が未熟な者が使うとティンダロスの猟犬に見つかってしまうのだ。最初こそは彼が一人一人に丁寧に指南していたが数が増え、それが追いつかなくなっていた。そして事件が起こった。ある時代の魔術派の拠点がティンダロスの猟犬によって壊滅させられた。ティンダロスの猟犬には魔術による攻撃しか効果がない。ことを急いていた彼らに攻撃魔術を学ぶ時間はなかった。彼らはティンダロスの猟犬によって蹂躙され拠点を喪失した。同様の事件が立て続けに起こり、魔術派の勢いは衰えた。科学派は勝利を確信した。祝勝ムードの中、彼らがこの時代に突破口を見つけたという情報が入ってきた。その情報の真偽を確かめる為数名をこの時代に潜入させた。すると魔術派がほとんどの人員を送り込んでいる事が分かった。魔術を習得中の者をティンダロスの猟犬に対するリスクを犯してまで送り込んでいた。
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そこから私達の任務は調査から阻止へと代わり幾つかの小さな戦いと1つの大きな戦いを経て今に至る」
その話を聞いた知夜は恐ろしく冷静だった。元々神話的知識を持っていたためか、狂信者にも関わらず強い精神力を持っていたためか分からないが
「その突破口がアリシアって訳ね...大きな戦いって何なの?昨夜の襲撃とは違うでしょ」
「詳しくは言えない。言えるのはその戦いに巻き込まれる形でアリシアの父親が死亡、そして私はこの体に入った。アリシアの母であるこの体に」
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君が泣いたあの5月 ドールズ @dottotell
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