人間の皮を被っていただけだったのかも

エスケープ

第1話

離婚して1年半が経った。

ニュースでよく目にする、養育費を払わない最低な親について罵倒する声。

頭に響く暴言と貶された視線が私にだけ向けられてるかのように思えた。


そう、私は今養育費も1年位払っていない。

そして離婚して2回目の面会から子供達にも会っていない。

自分の全ての誤った選択ばかりが自身の足を引っ張り、今こうやって最低な人間になった。


誹謗中傷も覚悟の上で執筆し始めた。

一か所位は、正直に吐き出せる場所が必要だったから。


なぜなら、今私が生活している中で周りの人々に過去を晒すことは絶対にできないから。話した途端白い目を向けて貶され、私の今の居場所すら無くなってしまったらと思うとゾッとする。


人間失格と言われる部類の私だが、人間失格なりにトラウマとストレスがあるという事を書き表したかった。


戯言でも綺麗事でも人はとっても複雑で、同時に色んな感情が芽生えているもの。

木の下の根っこのようにグチャグチャと感情というものは一言で表しにくいものだ。


頭では分かっていても心が追い付かないことがあるように。

いざ自分の立場になった時、思っていたのと違う判断をしたりもする。

世間一般論。世の中普通はこうするの”普通”が当たり前に行動に移せる人は本当にす尊敬するし、自分がそういう人ではなかった事にショックを受けたりした。


一度すっきり頭の中を整理して、自分を振り返ろうと思う。

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