第33話
過去編
そのあと、私はどうして庇ったのか聞いた。
「酷いと思ってないの??やり返したいとは思わないの?」
涙をしながら聞くと優は答えてくれた。
「・・・俺も本当はね。」
優は恥ずかしそうに下を見ていた。
「お姉ちゃんともっと一緒にいたかったから」
そう答えたのだ。
「・・・」
弟を抱きしめていた
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