第31話

先生は奇跡的に助かったと言っていた。


下手したら死んでいたと


私はそのことを聞いて、人を殺しそうになった自分に恐怖した。


________


それから、優が目を覚まして


「・・・優、大丈夫だったの?」


「・・・うん。大丈夫だったよ」


「良かった。本当に良かった」


義母が心から喜ぶ姿を見て、


同時に義母と私と妹と優で遊園地や色んな所に行ったことを思い出す。


確かにお母さんを奪うのは嫌だったけど、遊びに行っていた時は仲良く話していたし、その瞬間は私は姉だったことを思い出す。


「・・・ゆ。ゆう」


涙が出た。そんな大切な弟を殺しかけた自分に

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