十四回 過去は苦く、祖母は強く

 優勝候補大阪学園を4-15で下しスタンドに応援のお礼の挨拶をしたときに、一番遭いたくない相手である両親クズを見つけた.....嫌見つけてしまった。宿舎に戻ると親に会ってしまった。

母親「あんた、勉強してんだろうね?(圧)」

父親「料金は母さん(祖母)が払ってくれてるさらしいけど、昭創亜大しょうそうあだい*行ってもらわないと困るぞ。最悪北大でいいから大学に行け!!」

*昭和大・創成大・アジア工業大・大正大の頭文字をとって呼ばれている現実だと日東駒大に近い

と怒号が掛かって来た。チームの皆に迷惑をかけない為に「自分で解決してくる」と言うと三鵜島キャプテンが「お前は、立派な北明高等学校野球部の部員だ。どんなことを言っても北明野球部の部員である事は皆が認めてることだぞ。」と励ましの言葉をくれた。

両親「ついに決心がついたんだな」

僕「あぁ、おかげさまでな」

父親「監督に礼でも行ってこい」

母親「そうね部員にも迷惑をかけたこと謝ってきなさい」

僕「お前らが親である事を恥じる事と此処で大暴れして虐待の事実を世界に突きつけると言う決心がな!!」

と宣言するとそこにいたかのように祖母が言った。

祖母「龍平、オミェをこんな子に育てた覚えはない!!後、つーちゃんが勉強が嫌いだと、後!!」

気を荒げた祖父の怒号を聞いた両親は終始おびえていた。

そして祖母と共に「金輪際かかわるな」と言いつけた。後日、弁護士を通じて接近禁止が言い渡されたそうだ。

 話を戻すが祖母に「野球を続けてもいいか?」との問いかけた祖母は、一言「頑張りなさい」と答えた。

 その一部始終を見ていた監督は、祖母に挨拶していた。

大野監督「お久しぶりです。先生」

祖母「大野かぁ、元気そうで良かったよ」

大野監督「それより先生が元気そうで良かったです」

祖母「これからも勉を頼んだよ」

大野監督「わかりました」

若干監督の顔が引きつってたのは気のせいだろうか。


二回戦に向けてチームミーティングなどした。

翌日の記事に「大波乱!北明&大分緑葉!大金星!!常勝大阪学園と秋田体育大初戦にて破れる!!」と大々的に報道されていた

四日目からの一回戦試合結果は以下の通りだ

    第一試合(北北海道)北明 15-4 大阪学園(大阪)

    第二試合 (秋田)秋田体育大 1-5 大分緑葉 (大分)

    第三試合 (徳島)徳島大三好 1-2x 富山第一 (富山)

五日目 第一試合 (長崎)海星大長崎 3-10 銚子水産 (千葉)

    第二試合 (群馬)高崎実業   2-7 関西大奈良(奈良)

    第三試合 (石川)航空金沢   0-6 北海大札幌(南北海道)

六日目 第一試合 (岩手)盛 岡 東  5-4 東名大静岡(静岡)

    第二試合 (岐阜)岐阜城南   4-1 宇都宮国際(栃木)

    第三試合 (新潟)新潟大長岡 1-6 創成大高知(高知)

七日目 第一試合 (宮崎)延 岡 南 4-5x 昭和大山形(山形)

    第二試合 (広島)山陽大広島 4-1 福祉大附属(福島)

    第三試合 (香川)丸亀工芸大 1-3x 埼玉工大高(埼玉)

八日目 第一試合 (福岡)北九州大附 6-1 平安北洛商(京都)

    第二試合 (滋賀)びわ 湖北 3-6 昭和大甲府(山形)

    第三試合 (佐賀) 柳 川   4-1 瀬戸内岡山(岡山)

十日目 第一試合 経教大筑波(茨城) 2-0 修 学 館(東東京)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る