第7話 預かり知らぬところで

 OCMMの軍に入って十日が経った。一昨日のアイドル襲撃事件に巻き込まれて肩を脱臼した僕だけど、茅の応急処置とパウリーネの治療で完治していた。

 念の為、昨日は一日安静にしてたけど杞憂だった。

 ただ自分の不甲斐なさを思い知らされた僕は訓練により一層気合を入れていた。

 ……のは昼までだった。


 昼食を済ませた僕とパウリーネはパメラさんに車に乗せられ、基地の外に出ていた。

 その理由は僕たち二人の専用装備が出来たからだった。

 まだ試作品のようだけど、僕たちにそのテストをしてほしいという訳で、こうして保護者パメラさん同伴で軍の兵器開発研究課の施設に向かってた。


「私はともかく、クロムのは早くできたんですね。向こうにクロムを診てもらった時には、随分と頭を悩ませていたと思うんですけど?」


 後部座席に揺られながら、隣にいるパウリーネが運転しているパメラさんに質問する。


「クロムの幻獣紋の力に対応できる物を作るには材料が足りないと言ってたからな。だが向こうの話だと、視点を変えた事で問題がクリアできたらしい」

「視点、ですか?」


 前に研究棟に来た時は、材料にはオリハルコンやミスリルが必要とか、いやアダマンタイトがいいんじゃないかとか、研究員の人たちが喧々諤々と議論してたっけ。

 材料については、僕のいた世界では聞いた事がないものばかりだったけど、とんでもない希少品だというのは分かった。

 傍から聞いていたヘルタさんやパメラさんが顔を引き攣らせて冷や汗を垂らしていたからだけど。


「ああ、ただ物はできたんだが、その検証も合わせてクロムに来て欲しいと言う訳だ」

「そういうことですか」


 そんなやり取りをしている内に、車は目的地に着いた。

 駐車場には既に研究員が出迎えに出ていて、車から降りた途端に彼は僕に近づき握手する。


「よく来てくれましたクロムくん。怪我をしたと聞きましたが大丈夫ですか?」

「は、はい。パウリーネのお陰ですっかり良くなりました」

「ではお体は問題ないのですね? 早速ですが、あなた専用の装備品のテストの為にご協力頂きたい」

「はい。その為に来ましたから」

「ただその前に、処置を施す必要がありますのでこちらへ。かなりの苦痛を伴いますがすぐ済みますので」

「……え?」


 研究員の口から不穏な言葉が出たと思ったら、有無を言わせず中に連れて行かれる。

 処置室に入った途端に僕は研究員によって首筋に注射器を刺され、謎の液体を注入された。

 いや、事前に説明はあったけど、内容がまだ飲み込めていないのに、待った無しで打たれた。


 注入されると液体に対し拒絶反応が出た僕は、首筋から始まり全身に激痛が走った。

 すぐに痛みは収まったけれど、その後でひどく気持ち悪くなる。頭の中をぐちやぐちゃにかき回され、それが溶けて全身を駆け回るような、とにかく言いようのない不快感が僕を襲った。


「イウゥゥあぁ……」

「だ、大丈夫か? すまん、まさかをお前に施すとは思っていなかったから、知ってたらここに連れて来なかったのに」


 あまりの気持ち悪さにソファーに横になり呻き声を上げる僕に、パメラさんが申し訳無さそうに謝る。側にいたパウリーネも僕を心配するように見ていた。


「厳密にはパメラ中尉が受けた改造プロセスとは別物ですよ。彼の場合、脳を始めとする神経系にナノマシンを付着させました。体の一部を作り替える違法な手術とは全く違いますから」

「そういう問題じゃないだろ。正規兵と同じナノマシン処置じゃだめだったのか?」

「あれは消耗品ですから、定期的な処置が必要な上に、彼の能力だとすぐに駄目になってしまいます。ですので彼に対する耐性と持続性を持たせた特別製のナノマシンを注入しました。これは必要な事です」


 先程まで僕に馴れ馴れしく接してきたのと同一人物と思えない、事務的な態度でパメラさんに淡々と説明する研究員。

 背筋に寒いものを覚え、更に気分が悪くなる。


「ですがこれで彼は能力の暴走をさせる事はありません。後は彼次第という事になります」

「ああ、視点を変えたってそういうことか。彼の能力に合わせるんじゃなくて、抑制する方向でナノマシンとメイガスを調整すると」

「そういう事です。では次にパウリーネさん。ナノマシン処置を行いますのでこちらへ」

「え⁉ え、えっとあの、それ私もやらないといけないんですか?」


 さっきの僕の悶絶した姿を目の当たりにしたパウリーネは、次は自分の番だと言われ、顔が青ざめ今にも泣きだしそうだった。


「ご心配なく。クロムくんが特別だっただけで、あなたは正規兵と同じ処置をします。こちらは痛みがほとんど無く、反動もありませんから」

「そ、そうですか。分かりました」


 けれども研究員が説明すると彼女は安心して、彼に案内されるまま処置室へと入っていった。パウリーネが痛い目にあわないのは良かったけど、僕と違う対応の研究員に納得いかなかった。




 パウリーネもナノマシン処置が終わり、僕たちは本題の装備品がある試験場まで案内された。その時には僕の不調も大分落ち着いていた。

 研究員が金属製のアタッシュケースを二つ持ってきて、それぞれを僕たちに手渡す。僕たちは更衣室に入って、その中に入っていた服に着替えた。


 着替え終わった僕は、更衣室に有った姿見で自身の確認をする。

 今の僕は水色をベースにした、首から下をすっぽり覆うボデイスーツを着ていた。


 僕が着ているのは『メイガス』と呼ばれる、OCMMの兵士に支給される環境適応機能と生命維持機能を備えた戦闘服兼環境適応スーツだった。

 メイガスは薄手のゴムで出来ているように見えるけど気密性が高く、超高温、超高圧にも耐えられる優れものだ。

 首に取り付けられた薄いリング状の装置には、現在位置を伝えるSPS――空間測位システムや、体温や脈拍といったバイタルサインを確認する機器類、通信機等が内蔵されている。

 これらの機器は装着者に注入されたナノマシンと連動し、ナノマシンに搭載された人工知能AIのサポートによりそれらに手を触れず操作したり、自分の体調確認ができたりする。


 これに付属のヘルメットを被れば、宇宙空間でも千メートルの海底でも単独で生存する事ができる。

 戦闘時にはこのメイガスの上から、外部装甲や、腕や肩にアタッチメントと呼ばれる取り付け式の兵器を装着することで、AI制御によりそれらを半自動で操作する事ができるという。


 ……なんて言ってたけど、正直に言ってパメラさんの説明を半分も理解してなかった。


 要するに頭の中に妖精がいて、それがメイガスに取り付けた機械や武器を、僕の思った通りに動かしてくれるって事なのかな?

 そういう解釈でいいとパメラさんは言っていたけど。


 ただ、僕のメイガスは特注品ワンオフだった。

 水色のゴムの様な生地のボディスーツの胸部には白いガラスのような板状の筐体きょうたいが埋め込まれていて、そこから白い八本のラインがそれぞれ両手、両肩、両足、そして両脇を通って背中に伸びていた。

 そしてラインの先には、白い丸の投射機のレンズの様な物がはめ込まれていた。


 メイガスは元々量産品だけど、装着者の能力に合わせて改造したり、最初から特注するケースがあるらしい。

 ぼくのも〈ヤマタノオロチ〉を制御しつつ活用する為に、こんなデザインになったらしい。

 ただもう一つの他のメイガスと違う点だけは納得いかなかった。

 姿見から背を向け、鏡に映る自分の臀部を眺める。


 なんで尻尾を出す穴があるんだ?


 青く滑らかな生地から突き出た、白い毛の犬の尻尾を左右に振りながら、僕の頭上には疑問符が浮かび上がるのだった。




 着替えが終わり、僕はパメラさんと一緒にパウリーネが更衣室から出てくるのを待っていた。

 けれどもいつまで立っても彼女は出てこない。痺れを切らしたパメラさんが更衣室の扉を叩き、パウリーネに呼び掛ける。


「パウリーネどうした? まだ着替えが終わらないのか?」

「い、いえ、既に着替えました。ただ……」

「ただ? ……ああ、わかったぞ。けどな、恥ずかしがっている場合か。早く出てこい」

「ちょ、ちょっと待ってく――」


 扉の向こうからパウリーネが応えるが、その声はためらいがちだった。

 でもパメラさんは何かを察し、扉を開けて無遠慮に更衣室に入った。そしてパウリーネの手を引き、彼女を更衣室から強制連行する。

 そして僕は彼女の新しい姿を目の当たりにした。


 パウリーネは僕と同じくメイガスを着ていた。白とピンクのツートーンカラーで彩った薄手の生地で体を覆い、そしてヘルタさんのと同様、体のラインがくっきりと表れていた。

 やや華奢だがやせ細っている訳ではなく、ヘルタさんほどではないけど大きく形の良い二つの膨らみがあった。彼女は着痩せするタイプだった様だ。

 そして腰はくびれ、その下は弾けるような桃があり、そこから彼女の髪の色と同じ猫の尻尾が突き出ていた。


「あ、あのクロム? あんまり見ないでほしいのだけど…」


 頬を染め、涙目で僕に訴えるパウリーネ。どうやら僕は彼女の体を凝視していたらしい。

 そんな彼女に惹かれながらも、謝りながら彼女から視線を慌てて外す。なんか顔が熱い。

 そんな僕を見てパメラさんは目を細めニヤつきながら「クロムも男の子だな」なんてからかうのだった。




 それから僕たちはメイガスの扱いに慣れるために、ナノマシンの設定やメイガスの簡単な機能テストを進めた。

 そしてメイガスを着用した状態で、僕は幻獣紋を使用する段階に進もうとしていた。

 けれども、そこにパメラさんが待ったをかけた。


「クロム、悪いがテストは中断だ。一緒に来てくれ」

「え? 何かあったんですか?」

「ヘルタから連絡が入った。戦闘になるからアタッチメントを取り付けたら来てくれ」

「戦闘!?」


 まだ実験段階なのにメイガスを着けて戦闘に出ると言う。

 研究員はパメラさんに意見するが、どうやら無駄らしい。


 僕は研究員から専用の武器を受け取り腰に取り付けてもらう。

 ヘルタさんが設計した『それ』を見たけど、本当にこれが僕に合った武器なのか? と心配になったが、こうなった以上腹を括るしかなかった。


 準備が整った僕は研究棟の出口に向かい、二人と合流した。けれど何かおかしい。

 パウリーネはメイガスを着たままだけど、パメラさんは着替えても無かった。

 不測の事態で持っていなかったとしても、研究棟にある予備のメイガスすら来ていないのは妙だった。


「パメラさん、メイガスは?」

「来たか。その必要は無い。それよりもっと近くに来てくれ」


 僕の疑問に彼女は答えず、側に来いとだけ言う。妙に思いながらも、僕は言う通りにした。


「よし、聞こえるか。こっちの準備は整った。やってくれ」


 突然、パメラさんは耳に取り付けた通信機で誰かと話す。

 訝しんでいると、突然僕たちの周りの空間が歪んだ、そして気が付くと僕たちの周りの景色が変わっていた。

 さっきまでいた研究棟の職員の姿は無く、代わりにヘルタさんと芽亜里、茅、マルコそして見知らぬ男性がいた。




 何が起こったのかわからず唖然とする僕とパウリーネ。パメラさんはヘルタさん達と、見知らぬ男と親しげに話していた。

 けど突然、男が僕に目を向け、こちらに歩み寄ってくる。


 男は結構な高身長で紺色の厚手のローブを着ていた。

 水色の肩まで伸ばした髪に、碧色のキリッとした目には眼鏡をかけていた。

 鼻筋が通った美男子だけど、その耳は普通の人間より少し長くなっている。でも同じ新兵仲間のエルフに比べると短く見えた。

 男は僕に近づくと、マジマジと僕を見る。


「お前がヘルタの言っていた獣人か? 確かクロムという名前だったな」

「は、はい?」

「少し体を調べさせてもらうぞ。すぐ済むから大人しくしてろ」

「え? え?」


 そう言うと男は僕に手をかざす。すると彼の手のひらから、図鑑で見た魔法陣のようなものが現れる。

 それは僕を照らしていき、体がくすぐったいような少ししびれるような感覚に襲われる。


 しばらくそのまま動かなかった男だけど、難しい顔をして手のひらの魔法陣を消した。


「おい、ヘルタ。なんだコイツは? 全く魔力が無いじゃないか。いやそれだけでなく体も普通の青少年に毛が生えた程度だぞ。スキルも〈幻獣紋〉とやらを除けば〈鍵開け〉、〈トラップ解除〉しか無い。こんなので大丈夫か?」


 男はヘルタさんに対してタメ口で僕を酷評する。

 その内容は全部当たっていて僕は驚いていた。けどパウリーネは頭に来て男に突っかかる。


「ちょっと、初対面でクロムをそんなこきおろすなんてあなた何様!? そもそもあなた誰よ!?」

「お前はパウリーネという獣人の少女か? その態度はいただけないぞ。OCMMに暫定参加した国の皇女なら発言には気をつけろ。それがお前やお前の故郷の査定に響くとも限らんからな」

「なっ――」

「ちょっとシアン、やめなさいよ。大人気ないじゃない」

「そうよ〜…二人は仲間なんだから〜いじめちゃだめよ〜…」

「連れてこいと言った癖に、それは流石にあんまりじゃないか?」

「そうよ。あなたがそんな事言うなんて、まるでマルコみたいじゃない」

「おい」


 シアンと呼ばれた男がパウリーネの態度を咎める。けどヘルタさん達女性陣はそんなシアンを非難する。

 ヘルタさんに引き合いに出されたマルコは不満らしいけど。


「流石にマルコと同類に見られるのは不本意だな」

「おい……」

「済まない。流石に言葉が過ぎた。さっきの発言は全て撤回する」

「い、いえ。本当の事ですから。ところであなたはどなたですか?」

「自己紹介がまだだったな。俺はシアン・ロンド。『イルミンスール』という異世界からきたハーフエルフの魔法使いだ。ヘルタ達とはある事件で共闘した仲だ。そしてお前たちと同じ部隊に入る事になっている」

「あっ、あなたも芽亜里や茅と同じなんですね」

「そういう事だ。ちなみにさっき私達がここに瞬間移動したのは彼の魔法によるものだ」

「よろしく頼む」


 そう言ってシアンさんは会釈えしゃくする。言動は偉そうだけど、話が分かり、悪い人ではないらしい。


「さっきの君達の侮辱とも取れる発言は、重ねて謝る。ただ、これから君にを任せるのかと思うと、つい愚痴が出てしまった。それを理解して欲しい」

「は? あの、何ですかそれ――」

「オイ! いつまで待たせるんだよ! 俺と戦う奴はまだ来ないのか!?」


 シアンさんが意味深な発言をしたのを、僕は問い質そうとするけど、突然部屋に怒鳴り声を響かせながら大股に入ってくる男が現れた。


 その男は短い銀髪に金色の瞳の、獲物を狙う様な好戦的な目をしていた。背丈はシアンさん並に高く、体つきは筋肉質で黒のタンクトップに白の動きやすいズボン。そして裸足という格好だった。


「ゲオルグ……まだ10分しか経っていないだろうが?」

「10分も待っただろうが! 俺は気が短いんだよ! 早く戦わせろ! お前でもいいんだぜシアン!」


 ゲオルグと呼ばれた男はがなり立て、シアンさんは頭を抱えた。

 そこにヘルタさんが割って入る。


「待たせてゴメンね? でも大丈夫よ。私が言った彼がそこにいるから」

「あん? コイツがか?」


 ヘルタさんが僕を指差すと、ゲオルグは僕を睨み付けながら近づく。側まで寄られた僕は、彼の気迫に一歩、後ずさってしまった。


「……おい、本当にコイツ、俺より強いのかよ? 全然弱そうにみえるぞ?」

「それは間違いないわ。私が保証する」

「ふーん? まあいいか! 勝ったなら次はお前と戦えるんだよなあ! ヘルタ!?」

「ええ、約束するわ」

「ちょ、ちょっと待ってください! 話が見えないんですけど!?」


 何やら盛り上がっているけど、事情が全然飲み込めず、僕は困惑する。

 ヘルタさんは平然としていたけど、他の皆は頭を抱えたり、知らんぷりを決めていた。

 そこでシアンさんが僕に事情を説明する。


「俺が説明しよう。この馬鹿は名前をゲオルグという。人間の姿をしているが、その正体はドラゴンだ」

「ドラゴン!? モンスターでも最強クラスの!?」

「ああ。こいつはどこの異世界から来たのか知らないが、ある日こいつはくだんの転移に巻きこまれ、俺の故郷に突然現れた」

「それってヘルタさんが僕たちの世界に転移されたのと同じ?」

「そうだ。こいつは散々暴れまくったが、俺が完膚なきまで叩きのめしてやった。そこまでは良かったが、それ以降コイツは俺に付き纏うようになってな、事ある毎に俺に喧嘩を吹っ掛けるようになった」


 そこでシアンさんが一つため息をつく。どうやら散々付き纏われ、ほとほと嫌気が差したらしい。


「そんな折、ヘルタ達が来て、俺はシャイニングメテオズの再編を聞かされた。散々迷ったが、俺も参加する事にした。だがそこでこの馬鹿はまた暴れ出してな」

「その時は私が相手したのよ。もちろん圧勝してね」


 シアンさんが説明しているところを、ヘルタさんが割って入った。シアンさんは眉をひそめたけど、話を続ける。


「だが奴は懲りるどころか、ますます闘争心に火がついてな。俺やヘルタ、更には芽亜里達まで喧嘩を吹っ掛ける様になったんだ」

「流石にウンザリしてね。それでゲオルグに条件を出したんだ」


 そう言うとヘルタさんがバツが悪そうに僕を見る。シアンさんはヘルタさんを責めるように睨んでいたが、気づかないのか、単に無視しているのか、本題に入った。


「ゲオルグが私が推薦する相手、つまりクロムくんに勝てたら、私やシアンが彼の気が済むまで戦ってあげる。けど彼が負けたら、私たちの言うことを聞いてもらうってね」

「……エエエエェェェ!?」


 パメラさんの研究棟で言っていた『戦闘』が、まさかの僕の預かり知らないところで決まった決闘あると知り、それを聞いた僕は仰天して声を上げてしまった。

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