第5話 人工アイリスルートフラグ建設開始
「春の日差しが──」
予め最前線でかなり功績も立てていたこともあり、入学式でアイリスが挨拶していた。
ここら辺は原作通りだな。
ということはこれからあいつが動き出し始めるはずだが。
「剣聖の俺を差し置いて──!?」
そうくるだろうなと思っていたが、やはり悪役貴族のヴィクトルがでかい声で陰口を叩き始めた。
これからヒートアップして、取り巻きどもと汚いヤジを飛ばしながらアイリスの妨害をし始めるので、糸を飛ばして喉を締め上げて黙らせる。
アイリスがストレス受けて、一番被害を受けるのは俺だからな。
機嫌が治るまで添い寝しながら抱きしめるように要求され、たまにどこで仕入れてきたわからないマニアックなことも出来心で要求される。
子供の時はまだ良かったが、最近は体が成熟したこともあり、俺の理性もそろそろやばいのだ。
早く主人公と抱き合わせてなんとかこの生殺し状態から抜け出したい。
「すげえ。あの子が戦姫か」
「ふーん。可愛いじゃない」
当の主人公を確認すると幼なじみの女主人公と呑気に喋っていた。
お互いプレイヤー兼攻略対象だが、まだただの幼馴染という間柄のようだ。
本編が始まる前に付き合うことが可能なので心配したが杞憂だったらしい。
アイリスは貞操観念がガチガチなので、浮気はダメ絶対でその瞬間にフラグが消えるからな。
逆にアイリスから攻略するとダメだと言いつつも他の子と付き合うのもOKを出してくれるが。
主人公がどれだけ攻略しようが干渉するつもりはないが、アイリスルート消滅は避けなければならないので最初はアイリスで固定させてもらう。
早速この後にアイリスを交えてコンタクトを取って、人工アイリスルートフラグを建設させることにしよう。
ルート建設すれば、勝手に悪役貴族のヴィクトルも片付く上に仲立ちした俺の心象もよくなるしな。
───
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