第1話 ARST262 夜を生きる僕の弟

木菟ミミズク百足ムカデ印の看板の店に

星色の髪の青年がそう、彼がARST262

またの名を僕の弟だ。


彼の夜語りに人は集まり、

他愛もなく話したり、酒を飲んだり、

各々が好きに穏やかな夜を過ごしている。


星が時間をかけ流れているようにここの時間も

優雅で揺蕩う穏やかなものだ。


「どうでしたか?」


”今日は”が抜けているが、

これがバー『木菟ミミズク百足ムカデ』の店長のいつものセリフだ。


さて、今晩は何が飲めるだろうか…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る