異世界士官候補生、東京観光騒乱記
ヒスイヤ小説劇場
第1話異世界士官候補生東京デビュー
ここは異世界の士官学校の昼下がりにて何気ない会話をしていた。
イケメンで身長210センチ声の士官学校1年生でリーダー的存在のグロース
蒙古人の猛将のような風貌で身長220センチで東方世界からの留学生のサバロフ
伝説の勇者を父もち熊のような体格を誇り身長2メートルだけどショタ顔のウルソム
身長195センチほどで聖騎士の貴族過程であり伯爵の子息のベルン
身長195センチ前後でたたき上げで努力で士官学校に入学してきた蛮族出身の猛者のコナン
5人はこちらの世界では異世界になる東京について会話をしていた。
グロース
「サバロフ、東京は俺たちが暮らすこの世界よりも豪華で文明が進んでいると言われている。というか東京がある異世界はこちらとは比べ物にならないほど文明が進歩していると聞く。」
サバロフ
「本当に?それは興味深いな。具体的にどんなことがあるのか教えてくれ。」
グロース
「非常に高くて夜に光る塔というものがあるらしい。夜になると美しいライトアップがされ、遠くからでも見えるという。それを見るためにも東京に行きたいと思っている。」
*東京タワーのことを示しているのだろう。
サバロフ
「それはすごいな。僕たちの街ではこんな光景を見たことがない。東京の文化や建築に触れることができるのは素晴らしい経験になるだろう。」
二人の会話にウルソムが割り込んできた。
ウルソムは東京について知っていることを語った。
ウルソム
「東京の町には美少女の絵画があふれているんだ。美少女の像やタペストリーなどが所々に売っていると聞くよ。
美少女の絵画や像や集中して売られている場所が東京のどこかにあるらしいよ。」
サバロフ
「それは非常に楽しみだぜひ行ってみたい。」
グロース
「そういった芸術品や美術品に触れることで新しい発見があるに違いない。」
コナン
「そうした芸術品や美術品の中にはこの士官学校での暮らしをよりよくするため参考になるものはたくさんあると思うよ。」
*東京で盛んに販売している美少女の芸術品や美術品は美少女アニメやゲームのグッズに他ならない。
話がはずんでいる間に休み時間が終わり次の授業が始まった。
授業内容は剣の実技であり。本日はちと難易度は高め
教官から必殺技を習うことになった。
厳格で厳しいと言われる中年男性のカーダシアン先生
身長は2メートル前後でいつも黒い鎧をまとっている厳しい人であるが人情味はある。
本日はトロヴァオンジョ(天使の稲妻)という必殺技を習うことになった。
トロヴァオンジョ(天使の稲妻)は剣から稲妻を発生させる技であり、使い手のオーラや魔力を電気エネルギーに変換させて剣に電気を宿らせて電撃を放つ技である。士官学校の1年生にとってはまだまだ難しい技である。
当然、グロースたちはなかなか技を完成させることができずに時間だけが経過した、なかなか技を発動完成できない生徒たちを見てカーダシアン教官の檄も厳しくなる。
手を抜いた生徒に対してカーダシアンは発破かけた
カーダシアン教官
「手を休めるな、訓練がつらいのは当然のことだが根を上げることは許されない。お前たちが取得しようと思っている技は簡単な技ではない。トロヴァオンジョ(天使の稲妻)は士官として騎士として基本的な技だ。」
とうとうグロースが弱音を吐いた。
グロース
「しかし、カーダシアン先生、この技は本当に難しいです。俺たちは限界に挑戦しているのに、まだまだ力不足を感じます。」
カーダシアン教官は本人なりにグロースに檄を飛ばした。
根性論混じりの青臭い内容ではあるが。
カーダシアン教授
「限界に挑戦することこそが成長への道なのだ。
トロヴァオンジョ(天使の稲妻)は力と魔術と精神の三一体の融合であり、それを身につけるためには努力と根気が必要なのだ。自分たちに甘えることなく、もっと訓練に打ち込め!」
続いてウルソムは息も絶え絶えでカーダシアン教授に泣きついた
ウルソム
「カーダシアン先生、僕たちはもう限界に達している気がします。それにこの授業の間にこんな難しい技をマスターすることはまず不可能だと思います。」
カーダシアン教授
「最後までできないできるを自分で決めるんじゃない。まず訓練していることに向き合って全力で打ち込むことが必要だ。」
そうこうしている間に授業は終わりとうとうグロースたちはトロヴァオンジョ(天使の稲妻)をマスターすることはできなかった。
授業の終わり間際に叱咤されたのは言うまでもない。
授業が終わりカーダシアン先生は大きな三輪車に乗って訓練場を立ち去ろうとしたときグロースはカーダシアン先生が乗る大きな三輪車について恐々と質問をした。
グロース
「カーダシアン先生、三輪車のことについて教えてください!どこで手に入れたのですか?」
カーダシアン教官は授業中の厳格な雰囲気と違いフレンドリーで気さくに大きな声で笑いながら答えた。
カーダシアン教官
「わっはは~よくぞ三輪車について質問してくれた!
グロース君これは私が東京旅行中に三輪車の存在を知り、興味を持ったんだ。それで自分で作ってみることにしたんだよ。」
続いてサバロフが質問をした
「どのようにこのような素晴らしい三輪車をお創りになられたのですか?」
カーダシアン教官
「まず、私に合うように三輪車のデザインを考えて三輪車を作るのに必要な部品をできるだけこの世界で揃えたんだ。それから、かなり時間と手間はかかったけれど、自分で作ったからこそ愛着も湧くんだよ。」
グロース
「自分で作った三輪車に乗るなんて素敵だし素晴らしいですね。
俺も東京に行ったら三輪車を見てみたいものです。」
カーダシアン教官
「わっはっは君は東京に行きたいのか!東京は素晴らしい場所だぞ行けばきっと驚きの連続だ三輪車がどう使われているかを見たらきっと驚くだろうな。」
そしてカーダシアン先生は大きな三輪車に乗って訓練場を立ち去りました。
そうこうしている間にグロースたちは東京に観光する日が来ました。
東京に観光するには異世界ゲートをくぐる必要がありゲートを安全に通過するには1アミュレット(護符)を体に付着する必要があります、このアミュレットは結構高価な代物であり1つ200ローグします。
さらにゲート通過料として200ローグほど取られます。
これはあくまでも片道の料金であり往復で800ローグぐらいします。
貴族出身者が多い士官学校の学生たちにも大きな出費です。
*1ローグだいたい800円ぐらい。
馬の乗って士官学校のあるホッテムから最寄りの異世界ゲートのある町ウィンスレットまではだいたい2日はかかる距離がある。
グロースとサバロフとウルソムとベルンとコナンは騎馬隊列を組んで2日の行程を経てウィンスレットにたどり着いた。
異世界ゲートにたどり着き出国管理を済ませてから異世界ゲートに入る前に
ガイドに異世界ゲートを通過の際の注意事項について説明を受けた。
ガイド
「こんにちは、士官学校の騎馬隊の皆さま。
異世界のゲート通過時に起きる可能性のあるトラブルについて説明します。もしゲート通過時にカオス空間に迷い込んだ場合、ご安心ください。私たちガイドはそのような状況に対応するため、ゲート通過時のサポートを行います。」
「まず、必ずご購入いただいたアミュレット(護符)を装着してください。カオス空間に迷い込んだら、ガイドを呼んでください。ゲート通過時には私たちガイドが付き添っており、迷子になった場合には私たちがサポートします。」
異世界ゲートの通過はガイドの保証によって安全を保障されていた
グロースたちはガイドを信じ切って勇気を振り絞って異世界ゲートをくぐった。
異世界ゲートをくぐった瞬間空間が歪んでいく感じを感じ、次の瞬間あたりが光り輝き気が付いたら東京にある異世界ゲートに到着していた。
*異世界ゲートをくぐる彼らの緊張感は初めて飛行機に乗る中高年と同じ心境そのもの。
東京到着
グロース
「東京に到着したみんな何をしたい?」
サバロフ
「美術品の収集。」
ウルソム
「美術品の購入と鑑賞だな。」
ベルン
「美術品と絵画の購入だな。」
グロース
「よし万場一致で美術品と絵画の購入に行こう。」
コナン
「グロースちょっと待ってくれ俺は寺院巡りをしたいんだけど、俺の意見は尊重してくれないのか。」
グロース
「悪いが多数決でまずは美術品の鑑賞と購入を先にすることにした後ですると約束するから待ってくれ。」
コナン
「わかったよ必ずいこうぜ。」
コナンはしぶしぶ承諾した。
一行は美女の美術品や絵画が集中して売られている秋葉原に行くことに決めた。
東京駅近くに自称会員制の美術館がありここは密かに異世界人の出入国管理局であり異世界ゲートの所在地になっている。
一行はこの自称会員制の美術館から秋葉原に向かうことになった。
グロース一行が東京に繰り出しても路頭に迷うだけなので今回の慣行ではサバロフの知り合いのダックマンという同郷の友人兼子分が東京での引率役を引き受けてくれた。
ダックマンは異世界から東京にやってきて労働許可とビザをいただいて東京で仕事をして生計を立てている。
ダックマンはサバロフと久しぶりの再会を果たした。
ダックマンは背は185センチほどでありサバロフやグロースたちよりも小さいが
体はがっしりして太っている。
ダックマンは素顔を悟られないようにいつもアヒルの仮面をしている。
アヒルの仮面をしているがためにダックマンと呼ばれるようになった。本名は誰も知らない。
サバロフ
「やあダックマン久しぶりだな。元気にいしていたか。」
ダックマン
「これはこれはサバロフ様お久しぶりです。自分は東京で働いている間、あなたたちに会うことを心待ちにしていました。本日は私が責任をもってあなたたちを引率します。東京の魅力を思う存分楽しんで素敵な思い出作りをしてください。」
ダックマンは美術館から東京駅に向かい、電車の乗り方を教え秋葉原でのガイドを嫌な顔一つせずにこなしてくれた
秋葉原で子供が三輪車に乗っているのをベルンが目撃した。
そしてベルンはダックマンに質問した。
ベルン
「ダックマンよ質問があるのだが子供が乗っている小さな乗り物これってもしかして三輪車ではないのか?」
ダックマン
「三輪車を御存じで、そうですこちらの子どもが乗っている乗り物は三輪車と言うものです。三輪車は主に幼児が乗る自転車の幼児版のものであり後ろに2輪の補助輪がついています。本来大人は駒なし自転車と言う自転車に乗るのが一般的です。」
ベルン
「三輪車が子供の乗り物だって、カーダシアン教官が乗っていた三輪車ってこれをただ巨大化したものだったのか幻滅したな。」
幻滅したベルンにサバロフは声をかける
サバロフ
「ベルンが三輪車に幻滅したのは仕方ないことさ、東京での楽しみは別に三輪車を鑑賞することだけじゃない東京の他のことに目を向けてみてはどうだ。まだ僕たちは美女たちの美術品や絵画の集合市場を見ていないじゃないか。」
ベルン
「そうだなサバロフ、三輪車に幻滅して本来楽しいはずの東京観光を楽しめなくなったら本末転倒だな。ありがとう。」
秋葉原の町並みは極めて特殊で目を見張るものがあった、ダックマンの説明によるとアニメ作品のキャラクターの店が所せましに秋葉原に立ち並んでいるという。
一行はひたすら秋葉原の店を堪能してそして美少女アニメのフィギュアやポスターを買いあさった。
ウルソム
「期待以上にすばらしい芸術品のオンパレードで目が回りそうだ。大枚はたいて異世界ゲートをくぐって東京に来てよかったよ。」
サバロフ
「こちらも同感だこれだけこんなに素晴らしい芸術品なかなか巡り合えない、虎の口という店に限定品なるものが置いてあるそうだ、行ってみよう。」
グロース
「限定品と言うのであれば早く買わないと売り切れる恐れがあるなでは急ぐぞ。」
一行は虎の口と言う店に向かった。
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グロースたちと同じ世界からきたドワーフたち
違う異世界ゲートを通じ東京にやってきた。
ドワーフたちは写真撮影や物見雄山を思いっきり東京で楽しんでいた。
金山を保有して裕福なドワーフたち、異世界からこの現実世界には何度も旅行や滞在を繰り返しておりもはやこの世界について精通していた。
当然いろいろな体験を世界各地でしている。
ドワーフたちは浅草に赴いて浅草観光を満喫していた。。
彼らは体格はがっしりしており身長はだいたい130センチほどでありひげもじゃで北欧系の顔立ちをしている。
それぞれ火のドワーフ、風のドワーフ、土のドワーフ、水のドワーフという異名を持つ本名は明かされていない。
赤い背広を纏った火のドワーフは積極的で社交的な性格でありリーダーシップを発揮している。
赤いドワーフは皆に申した
「さぁ、みんな、ここで一緒に写真を撮ろう!浅草寺がバックになるといい感じだぞ!」
ムードメーカー
風のドワーフ
「いいアイデアだ!俺たちドワーフの集団が寺院の前で写真を撮るなんて、なかなかお目に架かれないな光景だろう!」
水のドワーフ
「それにしても、このカメラって代物、スケッチや念写と違いありのままの光景を映し出してくれる素晴らしいよな!
カメラを手に入れてからたくさんの美しい景色を撮影してきたよ!」
火のドワーフ
「写真撮影を終えたら東京観光を思う存分楽しむぞ、次は秋葉原に行くぞ。」
ドワーフたちは一同、「ハイホーハイホー」と叫んで浅草から秋葉原に向かった。
浅草から秋葉原に向かい途中の電車内で旅の話題で盛り上がった。
風のドワーフはとにかくおしゃべりである。
「みんな、見てくれ!東京で素晴らしいお土産を大人買いしたんだ!
昭和屋台キットなんかをたくさん買ってきたんだ!
次にこれを見てくれよ東京タワーの杖も持って歩くと、さらにドワーフらしさが引き立つぞ!すごいだろ。」
聞き役に徹してあまり自分からしゃべらない土のドワーフはうなづきあいづち
「それはすごいね。」
風のドワーフの話は止まらない
風のドワーフ
「中国旅行で巻き込まれたデスゲームは本当に危険だったな俺たちよくこうして生きていけるよななんとかクリアできたよな。
お前たちと力を合わせれたからクリアできたんだよ。
俺は本当にお前たちのことを誇りに思っているよ。」
火のドワーフ
「本当に大変だったあれを乗り越えたことは誇りに思っている。」
風のドワーフ
「ドワーフという種族としての強さを改めて実感したよお前たちとドワーフとしの強さと勇気があったから乗り越えれたんだ、今後もし秋葉原でこのような辛い試練があっても乗り越えられるよなみんな。」
風のドワーフのオーバーな表現に対して冷静沈着な水のドワーフは切り返した。
水のドワーフ
「何をオーバーな秋葉原でアニメのフィギュアやグッズそして限定品を買う程度のことでデスゲームレベルのトラブルもそもそも起きないし、そんなトラブル起きるものならそれこそ奇跡以上の偶然だろ。」
赤のドワーフ
「何はともあれ秋葉原に到着だみんな思う存分、爆買いライフを堪能するぞ。」
一同は再び電車の中で声を最大限に観客の迷惑を顧みず
「ハイホーハイホー」と叫んだ。
火のドワーフ
「虎の口の限定品をまず買おうと思うがどうだ。」
風のドワーフ
「限定品なんて後回しでいいだろ。
別に日没までたくさん時間はあるし。
虎の口の限定品なんて後で来店してから買っても大丈夫だろ。
それもよりもメイド喫茶とかに行きたいんだそれを堪能してからでも遅くないと思うぜ。」
火のドワーフ
「それもそうだな後で行くとしよう。」
ドワーフたちは秋葉原のスポット巡りをひたすらしたメイドカフェをめぐり電気部品屋をめぐって日没前に虎の口に来店した同時にグロースたちも虎の口にやってきた。
虎の口に売られていた例のお目当ての限定品
「銀髪系肉体派少女ベノムちゃん」のアニメのフィギュア付きDVDであった。
グロースやドワーフたちの暮らす異世界は人と物の往来はあるものの
現実世界の文化や文明が多少入っている程度で大半の地域は電気も通っておらず機械もほぼ普及しておらず当然、DVDなんて夢のまた夢、DVDを鑑賞することはほぼ困難である。
どうしてDVDを欲しがるのかそれは収集欲である。
そしてDVDのジャケットを鑑賞するためである。
ただそれだけである。
オタクが閲覧用と鑑賞用と布教用という3つの用途で同じDVDを買うのほぼ同じ思考である。
ドワーフたちの願いもむなしく。
グロースたちはドワーフたちよりも一足先にDVDを購入した。
そしてグロースたちは意気揚々と店を飛び出した。
ドワーフはそんなグロースたちを追いかけてグロースに声をかけた
火のドワーフ
「背の高い、異世界人の兄ちゃんよその獲物は先に俺たちが目を付けたもんだぜ、買った値段よりちょっと色付けてお金払うからちょっと譲ってくれないか?」
グロース
「それは納得できないよ、僕たちは士官学校の士官候補生、手に入れたものは死守する方針だ。」
火のドワーフ
「どうしてもだめか?」
グロース
「もしあなたがたがこれを欲しいのであれば金銭の支払いではなくて士官学校の候補生としての条件を吞んでほしい。」
火のドワーフ
「条件とは何だひよっこのノッポの士官学校候補生ちゃん。」
グロース
「あの神社という場所の境内で僕らでただ戦い闘争をする。」
火のドワーフ
「おもしろいじゃないか、さっそくやろうじゃないか。」
グロース
「あなたがたが僕たちとの決闘で勝ったらその限定品をいただけるってわけだないいぜ。」
一行は緊迫した空気の中、最寄りの小さな神社の境内に向かった
そして4対4のチームバトルが始まった。
5人いるのグロース側、コナンが抜けて今回、ジャッジや審判をすることになった。
グロース
「本当は1体1の勝ち抜き戦をしたかったが時間がないから、8人同時に激突するチームバトルにした、試合を通してチームワークや連帯感などを確認、磨けるまたとない機会と思っている早速始めよう。」
火のドワーフ
「いいだろう。」
火のドワーフは斧を顕現させた。
グロースは剣を顕現させた。
彼らは異空間ストックから剣や斧を取り出したのである
この異空間ストックからは爆買いしたグッズなども収納できる。
サバロフは槍をウルソムは薙刀をベルンとコナンは両手剣を顕現させた、そして戦いの火ぶたが切られた
一進一退の攻防せんが小さな神社の境内で繰り広げられた。
火のドワーフがぶん回した斧はファイヤーストームを発生させグロースに襲い掛かった。グロースは剣を大回転させて火の嵐をかき消した、
風のドワーフの斧は竜巻を発生させサバロフとウルソムに襲い掛かったがウルソムとサバロフの薙刀と槍から繰り出すコンビネーション、ゲイルスピンもまた竜巻を発生させ風のドワーフの竜巻を相殺した。
ベルンは土のドワーフと水のドワーフに取り囲まれた状態になった。
土のドワーフが飛びあがり斧を地面にたたきつけたら地面が大きく揺れに揺れて
ベルンは体制を大きく崩してそのすきを狙って水のドワーフは得意の水芸を駆使して高圧水流をベルンに命中させた。ベルンは大ダメージを追って絶対絶命に追い込まれた。
絶体絶命のベルンを見かねてグロースはベルンの元に駆けつけて水のドワーフに剣を切りつけた、手ごたえがあったかのように見えたが水のドワーフはダメージを負っていなかった、水のドワーフは自からの体を液体化する能力を持ち斬撃などの物理攻撃がほぼ無効にできたのである。
グロースたち士官候補生は物理攻撃をマスターすることで手いっぱいで魔術系の攻撃や非物理攻撃をまだ習得していない、絶体絶命のピンチに陥ったのである。
グロースが困惑している隙に火のドワーフが再度ファイヤーストームを発生させてグロースとベルンを共々、ファイヤーストームの炎に見舞われダメージを負った。
燃え盛る炎であったが見かねたウルソムが簡易魔術のアクアキュアを施してグロースとベルンは少し持ち直しファイヤーストームの炎も消化ですることはできた。
とはいっても深手を負ったグロースとベルン、グロースはついこの前の授業でカーダシアン教官から習ったトロヴァオンジョ(天使の稲妻)という剣技を思い出した。
あの時はマスターすることができなかったが今はこの技を使わない限り強敵に勝てないと悟り、一か八か試すことにした。
グロースの剣から強力な稲妻が発生しそして水のドワーフの体を切り裂いた。
水のドワーフは大ダメージを負いその場に倒れた。
水のドワーフが倒れたことでドワーフたちは大いに動揺した。
膝を崩しててうずくまっていたベルンは立ち上がってグロースに続いて自らも剣技のトロヴァオンジョ(天使の稲妻)を試みた。
ベルンもまた剣技トロヴァオンジョ(天使の稲妻)を発動させることに成功して津陳ドワーフに深手を負わせることに成功した。
闘いの渦中、二人は常日頃カーダシアン教官に言われた説教を思い出した
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カーダシアン教官
「技の完成は力と技術だけでは完成しない力と技術と精神が融合して一致して初めて身に詰めることができるのだそれを身に付けるためには努力と根気、自分自身と向き合うことが大切だ。自分を理解して自分を制して初めて相手に打ち勝つ技が生まれるのだ。」
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二人はカーダシアン教官のことを普段はわきれいごとや根性論ばかりの時代遅れの人間であると小馬鹿にしていたがこのチームバトル通して彼の言葉が少しばかり理解できたような気がした。
サバロフとウルソムもまた槍と薙刀ではあるが剣技トロヴァオンジョ(天使の稲妻)の如く、槍や刃先から稲妻を発動させることに成功した。
ドワーフたちはグロースたちが剣技トロヴァオンジョ(天使の稲妻)を発動させる光景に恐れおののいた。
そして、火のドワーフはこれ以上戦えば仲間の損害が出ると確信してただ一言
火のドワーフ
「降参だ若き士官候補生たち。」
グロース
「今何っていった。」
火のドワーフ
「降参だ、俺たちの負けだ。」
サバロフ
「じゃあ僕たちが勝ったのか。」
ウルソム
「やったー勝利だ。」
ベルン
「俺たちが勝てるのは当然だけどな。」
グロース
「負手をおってかっこうつけてんじゃねぇ。」
火のドワーフ
「虎の口の限定品の件、むきになって済まないと思っている。お詫びをさせてほしい。」
グロース
「いやこちらこそ、あなたたちを剣を交えることで学んだことがあった非常に有意義な決闘だったよ。」
火のドワーフ
「お詫びといって何だけどいいホテルを予約しているんだ、こんばんはそこに泊まらないか?」
グロース
「ちょうどよかった今晩の宿は取っていなかったんだ。」
風のドワーフ
「そのホテルはなホテルコクラって言ってな、すごいホテルんなんだぜ、高級バイキングがありベットも寝心地がいいし何よりも接客態度もいい君たちは絶対に気に入ると思うよ、今度もし東京に行ったら必ずチェックインするね絶対するね。」
グロース
「ホテルコクラにチェックインってわけだな。」
夜、ホテルコクラで宿泊することになった一同
グロース
「なんて最高なホテルなんだ今晩ここでくつろげるなんて最高だ。」
ウルソム
「ドワーフさんたち、コンビニって売店で弁当やらお菓子をたくさん買い込んでいましたね。」
コナン
「何はともあれ今回は宴会で盛り上がるぞ。」
部屋でくつろいでいると火のドワーフが訪ねてきた。
火のドワーフ
「グロースいるか今から試写会をするぞ、:
グロース
「試写会?」
火のドワーフ
「アニメをこのホテルのテレビで鑑賞するんだ、俺はいつも東京やこの世界に来たらDVDプレイヤーやテレビなどでアニメ鑑賞をすることにしちえるお前たちもどうだ。」
グロース
「面白そうだな。」
グロース一行は火のドワーフの宿泊している部屋でアニメ鑑賞会にふけった
コナン
「旅館でくつろぎながらおいしいお菓子を食べてアニメと言う観劇を見て本当ん俺は幸せだな。」
ベルン
「このコンビニというところのサンドイッチやパンはうちらのパンとは大違いのおいしさだすごい高級食材を使っているのだろう。」
火のドワーフ
「東京ではこれは当たり前だ。」
サバロフ
「今度、東京にまた行きたいものだ。」
この後、風のドワーフの長くくどい武勇伝を聴きながらも楽しい宴会の夜が続いた。
それからも数日間、グロースたちはドワーフやダックマンと一緒に東京の名所を巡りにめぐって楽しい日々を過ごした。
元の世界に帰る別れ際にグロースはドワーフに別れの挨拶をした。
火のドワーフ
「最初はいざこざからはじまった交流だったがお前たちとの時間、楽しい思い出ができたよ俺たちはお前たちとの絆を最高の土産だと感じているよ!」
風のドワーフ
「そうだそうだグロースたちと友情築けて本当にうれしい、浅草も回ったし、秋葉原や上野~~~などいろいろまわって~~~して本当によかったお前たちがいないと俺たちの旅は味気のないものだったよ。」
グロースたちとドワーフは友情や絆を大いに実感した、そして各自、東京を後にして家路についた、グロースたちなら士官学校の寮だから寮路かな?
グロースは昼休みに食堂でサバロフとウルソムと会話を楽しんでいた。
ウルソム
「この前の東京観光旅行本当によかったね。」
サバロフ
「一生に一度歩かないかの素晴らしい体験だったよ。できればもう一度したい。」
グロース
「そうだな、ドワーフさんたちと親交深めたらまたできるんじゃないかな彼ら頻繁に東京とかほかの地域も旅しているようだし。」
ウルソム
「それもありだね、話は変わるけど、女子たちのことについてどう思う。」
グロース
「女子たちについてね、たしかにこの士官学校は女子と男子は別々のクラスだし交流もほとんどないけどね、でも苦手な女子がいるんだな。」
サバロフ
「誰なんだ?」
グロース
「マリニキって金髪で高飛車な女だよ、あのツンデレ強気女どうも苦手なんだよ。」
ウルソムとサバロフは同感して
「それ分かる。」
グロース
「できればマリニキとは卒業するまで関わりたくないと思っているよ。」
また二人は同感して
「それも分かる。」
グロース
「基本的に男子は男子間、女子は女子間でしか交流しないからほぼありえないと思っているけど。」
一方、金髪で高飛車な女子がニタニタしながら食堂に入り
ニタニタしながら
「グロース、あなたの東京訪問の話をじっくり聞きたいわ」
と独り言をつぶやいていた。
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