DEAD-ROOM

チョコレファリー

1stゲーム

キーンコーンカーンコーン


今日もまたつまらない授業、実用性のないものばかり教わり実用性のあるものを教えない、退屈だ

テキトーに生きてテキトーに高校入ったけどやりたいこともないし、はぁーなんか面白いこと起きんかな〜


「やぁ諸君、突然だがいまから簡単なゲームをしよう」

黒板の上にあるスピーカーから謎の男の声が聞こえる

「なーに簡単な『遊び』さ」


ドアも窓も開けない、助けを読んでも応答がない


「無駄だよ他のクラスも同じ様になってるし音は外には漏れないようにしてるからね」


「さぁゲームを始めようか」


「このクラスは31人かじゃあ3人ペアになってくれ3分以内にね」


「一人余るぞ!?」


「ああそいつは死んでもらう、3分以内にペアが作れなかったやつも死んでもらう」


めちゃくちゃ過ぎるだろ!でも心の何処かで心躍る自分がいた…


「港!俺と組もう」


「うん」


「上原!俺達と組もう」


「おう」

なんとか俺等はペアを作れたが、周りは 


「誰か俺と組んでくれーー」


クラスで弱いものばかりいじめていた井上が残り

他のやつは全員ペアを組めた。そして3分が経った


「パン!!」


井上の体が弾け飛び消えた


「ではペアが組めたようなので始めましょう、まずやる第1ゲームは『はないちもんめだ』子供の時やっことあるだろ?」


はないちもんめ?そんな遊びに命を賭けろってか?


「じゃあルールを説明しよう、三人組が2グループでやる、じゃんけんで勝ったグループが好きな奴を一人取れる、最後の一人になったやつが死ぬという感じだ。じゃあ始めよう」


「港、俺等のグループとやらないか?」


長谷川が話してきた


「わかった、やろう」


周りがゲームをスタートしてる中、俺達も始めた


「やだーやだー」


他のグループではゲームが終わってるところもあった。飛び交う悲鳴、はないちもんめの歌、何もかもが恐ろしく何故か心地よかった


「じゃあ始めるか」


それから俺等はゲームを始め、


「あの子が欲しい!」


「あの子じゃわからん!」


「相談しましょ!そうしましょ!」


「誰にする?この際誰でもいいよな?」


「そうだな、取り敢えず清水にしとくか」


「決まった!!」


「清水が欲しい!」


「大垣が欲しい」


―ジャンケンポン!―


勝った!


その後も取られたり取り返されたりしたが

俺等は勝てた!


「おい、嘘だろこんな遊びで俺の人生壊されてたまるかよ!おい!」


「パン!!」


佐藤が死んだ…


俺等が最後だったらしく、静まり返った教室に再び謎の男がアナウンスした。


「全ゲームが終わったっぽいね今は25人ですか、この学年が4クラスだからちょうど100、まぁ良いだろう。じゃあ体育館に行け」


教室の次は体育館次は何するんだ?


俺らは言われるがまま体育館へ行った


「よくきた諸君、お前らは人生で一度は学校を全て使い鬼ごっこをしたい!そう思った事はないか?」


あるにはある、でもそれは小学生くらいの時、今は全然だ


「今から学校を全て使い鬼ごっこをする!学校の敷地だったら何処に行っても良し、だが一歩でも敷地外に足を踏み入れたら、その瞬間死ぬことになる」


そんなこともう誰でも察しがつくよ、流石逃げ出す様な輩は居ないだろう…


「ルールだが鬼は100人中30人が鬼だ、捕まった奴は牢屋に収容され逃げる側のタッチで再び逃げれる仕組みだ。制限時間は50分鬼は全員捕まえれば鬼の勝ち、逃げる側は逃げ切ったら勝ちだ。負けた方は死んでもらう。ただし鬼は一番捕まえた数が多い者10名、逃げる側は逃げた時間が多い者10名特別枠として生かす。良いな?」


また遊び感覚で俺らを操って嬉しんでやがる…


「言い忘れた、牢屋は体育館で鬼は誕生日が1〜6月のやつだ」


俺は9月、良かったこの鬼ごっこは圧倒的に逃げる側が有利鬼じゃないことはとても大きい


「じゃ始めようか最初に鬼を放湿するまで10分やるその間に逃げたり隠れたりしろ」


案外そこは良心的だ


「それでは2ndゲーム『学校鬼ごっこ』スタート!」

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