石丸市長が都知事選出馬表明、その真意とは?

@tataneko

第1話 石丸市長、都知事選に出馬表明

広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が、7月の都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に出馬することを表明しました。石丸市長は、人口2万6千の市長から、人口1,400万の都知事を目指すことになります。


石丸市長は、8月8日の任期満了前、6月9日付で辞職する退職申出書を市議会議長に提出しており、議長は5月21日に、市長の辞職を市選挙管理委員会に通知しました。


これを受けて、公職選挙法に基づいて50日以内に市長選が実施されます。7月28日に投開票の予定だった市長選は早まることになります。


【安芸高田市長は、まだ1期目やで。それを途中で投げ出して、都知事選に出るんやて。市長として結果を出したかどうか微妙やのに、この決断はどうかと思うで】


石丸市長は、5月20日の定例会見で「地方の問題を打開すべく違うアプローチをとる」と立候補への思いを語りました。


石丸市長が都知事として目指すのは、東京の発展、そして地方の発展、すなわち日本の発展で、日本の総人口は次の20年間でおよそ1,300万人減少し、多くの自治体が消滅に向かっている。46の道府県と密にコミュニケーションをとって多極分散を実現し、東京の過密を解消することで、東京を世界で一番住みやすい街にできる、と述べています。


東京一極集中から地方への多極分散を掲げ、次の都知事選に無所属で立候補する石丸市長、最大の対抗馬は現職の小池百合子都知事で、三選を目指して出馬すると予想されています。


【東京都民に向けてのメッセージではないんやけど、結果的には全国民へのメッセージになってしまったな。地方のために都知事になりたい候補者に、東京都民は投票するんやろか】


無所属での立候補ですが、政党の支持は求めていくようです。

これは石丸市長の考えに賛同してくれる政党からの支持という意味で、政党に合わせるものではないとのことです。


【日本維新の会と接触しているみたいやけど、地域政党として支持を集めてきた維新とはスタンスがちょっと違うと思うで。やっぱり東京都民ファーストやないと、当選は難しいやろなあ】


かつて、市議会で居眠りをしている市議を取り上げ、

「居眠りをする、一般質問をしない、説明責任を果たさない。これこそ議会軽視の最たる例です。恥を知れ!恥を!」と一喝して議会の最大会派と対立し、副市長人事を否決されるなど学級崩壊のような状態になりました。


【都知事選に勝算があっての立候補なのか、ただのパフォーマンスなのか、石丸市長の真意は今のところ分からんけど、熱い思いが先行し過ぎて、実際の都議会運営までは見えてんのかなあ?】



石丸市長の都知事選出馬に対して、前明石市長で弁護士の泉房穂氏(60)が、X(旧ツイッター)で、そのスタンスに疑問を呈しています。


「東京都知事は、都民と東京のためにベストを尽くす立場であって、地方のための立候補は違うと思う。明石市長として3期12年間、明石市民と明石のために全身全霊を捧げてきた者としては、1期目の途中で投げ出すことも疑問だ。安芸高田市の市民は納得しているのだろうか」


石丸市長は

「大前提ですが、安芸高田市長をまだまだ続けたかった。ただ、それでも優先してやらないといけないことがある。それが、このたびの選挙です。選挙への挑戦です」


また、市政はもういいから次に行くという、軽々しい話ではなく、日本の人口減少で多くの自治体が消滅危機にあるため、いちばん大きな力を持っている東京都、ここを動かす必要があると訴えています。


【泉さん、色々やらかした人やけど、政治家としては結果を出してる人やねん。理想を掲げるのも大事火傷、泉さんの意見を参考にして、見習った方がええで】

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