<十二>改ざん記録

雨の日に

外に飛び出て遊ぶ馬鹿さ


幼き日に

百円玉で喜ぶ無邪気さ


辛き日に

友達の慰めによるさらなる悲しさ


暇な日に

ゲームの改良版を考える必死さ


現実の記録を改ざんして

再び現れてくれないか


濡れて風邪をひいたような


もらってお財布に入れたような


あまりの泣き顔に吹き出したような


ルールをめちゃくちゃにしたような


そんな当たり前のことに笑った

あの無邪気な笑顔


改ざん記録として

この腐りきった脳裏に

戻ってきてはくれないか

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