Andarilho

異人さん

第1話

「いやだぁぁぁぁ!!!なんでなんで俺なんだぁぁ」


突然だが、いきなり子供のように駄々を捏ねているのが俺(主人公)樋口(ひぐち)智(とも)と言う。


なんで駄々を捏ねているかって?


?「お静まりください、なぜそんなに」

「や"ぁぁぁぁせっかく!やっと!日本に帰れるところだったのにぃぃぃ!!!(泣)」

?「二ホン?とにかくお静まりください、話を…勇者様!!」


勇者と呼ばれてピタッと仰向けになってバタバタしていた手足を止め、ゆっくりと下げ大の字に広がる


「やっぱりか…」深くため息を付き、顔を手で覆う

?「落ち着きましたか?聖なる女神による加護召喚されし勇者様よ、どうか貴方様のお力をお貸しください」


指の隙間から俺に話しかけている人物を見る、髪は月の光の様な銀色で目はその夜を閉じ込めた様に青黒く中に星でも閉じ込めて居るのかと錯覚してしまう、褐色の肌はその人のすべての要素を際立たせる為の様な、とても綺麗な女性が立っていた

「Que linda...(綺麗だ)」無意識に呟いてしまうほど彼女の容姿は整っていた


ちょっと落ち着きを取り戻したところでさっきの質問に答えよう、俺の名前はさっきも言ったように樋口智正式名をレオナルド・智・樋口・ダ シルヴァめんどくさいからトモかレオと呼んでくれ。


俺は日本人とブラジル人との間に生まれたハーフで生まれは日本、育ちはブラジルといった今現代ではそんな珍しくも無い境遇で育った、いろんなトラブルはあったが自分の置かれている状況を恨めしいと思ったことはない、むしろラッキーと思えるほどにどちらの国も好いている、高校を卒業し大学をどうしようかと親と相談していたところ大学は日本でどうかと勧められた、生活が安定するまでは親戚にのうちに泊めてもらい、日本でやりたい事をやり、もし失敗してもまた帰ってくれればいいと言われたので言葉に甘えて行く事にした。

日本には自分の好きなアニメや漫画、ユニークなお店やクリエイティブなものが沢山あり、何しろ料理が美味しい季節に合わせた料理、観光などが盛んだから一つの国でいろんな国の料理が楽しめるあと俺が一番楽しみだったのは甘未だ、正直これが一番悲しい、日本ならではの和菓子や駄菓子それから日本でしか味わえない洋菓子…

悲しくなってきたから考えないようにしよう、こんな事を言っているが俺はあくまで勉強しに日本へ行くのであって決して娯楽の為ではない!っと親に言い張って飛行機に乗ったはいいもののあいにくの事故で…




どこぞの輩に異世界召喚されたっていうのが俺の今の現状なわけです。

とても楽しみにしていた日本へのかんk…que dizer 勉強の為の大学生活を手の届きそうな所で断たれた俺の気持ちなんて今俺を囲っているこの人達には分からないのであろう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る