用語集

【学校名】

○国立清和高等学校

 瑠璃香たちが所属している高等学校。

 東京都内には文京分署(本部)、練馬分署、渋谷分署があり、その他各都道府県に最低一つずつ分署が置かれている。


○国立清和中学校

 瑠璃香たちが所属していた中学校。


【係名など】

○企画係

 組の筆頭となる係。

 特別措置の際には、作戦の立案と決定、作戦の計画書及び報告書の作成、作戦中の手順の確認・調整や、各関係機関等との連絡調整を行う。


○連絡係

 企画係と第一・第二実行係との連絡の仲介を行う。


○第一実行係

 現場に赴き、特別措置を執行する係。単に「実行係」と呼ぶときは、第二実行係も含めている。


○第二実行係

 現場に赴き、第一実行係を補佐する係。


○執行班

 実際の特別措置を遂行する班。瑠璃香たちの所属。


○モニタリング班

 警察庁で整備されている全国の防犯カメラのネットワーク(PCN:Public Camera Network)を監視している班。国立清和中学校においてコンピュータ関係の成績が優秀だった生徒が、多く配属されている。


○クリーニング班

 特別措置の執行後、現場の後処理をする班。


【学校や設備に関する用語】

○セキュリティルーム

 国立清和高等学校の学校敷地に入る際、個人を認証するための部屋のこと。一人ずつしか入ることができない。

 この部屋の中で、スマートフォン、指紋、六桁の暗証番号という、三段階の認証を行う必要がある。


○セキュリティゲート

 セキュリティルームと学校敷地の間にあるゲートのこと。セキュリティルームでの認証が完了するとゲートが開かれ、敷地内に入ることができるようになる。


○セダン

 特別措置の現場に向かう際などに利用する車のこと。第一・第二実行係それぞれのリーダーが運転する。

 エンジンをかけるには、物理キーではなく、暗証番号を入力する仕組みとなっている。暗証番号は、毎回乗車するたびに異なるもの。


○セキュリティガレージ

 セダンで国立清和高等学校の敷地内と敷地外を行き来する際に、一時的に利用するガレージ。ガレージ内にはナンバープレートを確認できるカメラが設置されている。また、セダンと通信するための装置も備えられており、セダンから暗証番号を送信しないとセキュリティガレージを通過することができない。


○作戦室

 各組の教室のようなもの。特別措置の作戦を立案する段階から作戦完了まで、拠点・司令塔として利用する。特別措置の執行中は、企画係と連絡係はこの部屋の中にいる。


○広域バンド

 組内での連絡を取り合うために使う、インターネットに接続された無線。広域バンドを使って発信すれば、同じ組のメンバー全員に声が聞こえる。

 広域バンドを用いたやり取りにはルールがあり、最初に発信者の名前、次に伝えたい相手の名前、最後に内容を述べることとされている。


○短距離無線

 およそ二十メートルまでの範囲内で利用する無線。いくつかの周波数を設定することができ、各係であらかじめ決めた周波数に設定して利用する。

 短距離無線を使って発信すれば、同じ周波数に設定したメンバーにのみ声が聞こえるため、係内だけで会話するときなどに利用する。


○腕時計型端末

 広域バンドと短距離無線を切り替えるための、腕時計型になった端末。

 広域バンドと短距離無線の両方に対して同時に発信することはできないため、当該端末を利用して発信先を切り替えることができる。短距離無線の周波数も、当該端末から設定することができる。

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