モブ剣兵は死にたくない~TS巨根中二童貞(おっさん風味)と貧乳処女モンスタービッチ(耳年増)のドタバタコメディ~

@furyuya

プロローグ

第1話 あるモブ剣兵のガチ訓練

初投稿です。

D○Mのエ○ゲをレベリングしてた時に思いついたお話を書いてみました。

古今東西の様々なネタのごった煮(悪ノリ風味)になってます。

苦手な方はブラウザバックを、それ以外の方はしばしお付き合いいただけると幸いです。

現在のストックは20話で5万字です。

ストック切れるまでは毎日更新したいと思います。

それでは、どうぞよろしくお願いします。

ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○



俺の名前はレックス。


フリージア王国で剣兵隊に所属してる一等剣兵だ。


田舎から出てきて兵隊に志願して1年と少し。



今日の訓練は模擬戦なんだけど、今日は1ヶ月に1度の中隊長と当たっちゃう日。。。


俺は今、絶賛冷や汗をかいてる真っ最中だったりする。





というのも中隊長のガルシアさんは、いいのが入ってしまうと本気モードに移行してしまう悪癖がある・・・


かといって手抜きをしちゃうとすぐにばれちゃうし、ばれたらばれたで鬼のような訓練を課せられることになる。



ちなみに前回手抜きがばれたときは、鎧フル装備してから60キロの背嚢を背負っての200キロの単独強行軍訓練(4日がかり)だった。


今でも踏みしめる大地の味が忘れられないよ。。。





中隊長とは今まで12回戦ったけど、手抜きがばれて懲罰訓練が2回、医務室送り4回という燦々たる成績。


あっ、もちろん勝てたことは1度もない。



無茶苦茶強いんですよ・・・あの人・・・



だから目標はいかに本気を出しつつ相手を本気にさせないままうまく負けるかって感じでなんとかするしかないんだけど。。。。





それから今日だけは医務室送りになるのだけは超勘弁してほしい理由がある。


というのも幼馴染で同じ田舎から出てきて同期入隊のカティアちゃんが、最近になって同じ分隊に配属されてきたからだ。



実はワタクシ、カティアちゃんには甘くて酸っぱいスットロベリーのような感情を抱いております・・・・・



ウソです!好きです!!超愛しています!!!


恥ずかしながら、ちょっと見栄を張っちゃいました。






思い出されるのはある暑い夏の日、


故郷の川で一緒に洗濯をしてた時に見たカティアちゃんの独特なフォルム(ひんぬー)から繰り出された激視ちくビックリ!?


40秒にわたって繰り広げられる脳内インプリンティングゥゥッ!



山に貴賎なし・・・山頂(小丘かな?)に聳え立つまだ穢れを知らない神聖なオブジェクト。


それは幼い頃一緒に川遊びしてた時に見たそれと違って、確かな成長を感じさせるものだったのですっ。



それ以降というもの毎夜の寂しい時の啓蒙作業での重要参考資料にさせていただいております。


ぶっちゃけ初恋の相手です・・・・・



そんな大好きなカティアちゃんの前で無様に医務室送りになるのは、

本当に超勘弁・・・・・・



「頑張れー、レックス負けるなー」



カティアちゃんからの黄色い声援(どことなく気だるい感じ)が飛んでくる度に、


何故かガルシア中隊長の剣戟が少しづつ重くなってきてる気がする・・・


いやいや、なんで!?中隊長、本気出してくるの早いっす。。。





ふと見ると中隊長の剣先がわずかに下段に揺れる。


日頃やってる訓練って結構体に染み付いてるもんなんだね。



(突きが・・・来る!!!)



そう思った時には自然と体が前に飛び出していた。


変則の上段に構える間際に剣の逆腹で中隊長の突きをいなしつつ懐に飛び込む。



ここで1本取れたら無事に訓練は終わるはずだった・・・終わるはずだったのにぃ・・・



「やっちゃえ、レックスー」



「おうよ!!2回斬りっ!!」



手首を返して袈裟斬りから連続しての胴薙ぎ。


クリティカルゥゥゥ!?



剣兵スキルの2回斬りが完全に入ってしまった・・・


カティアちゃんの声援についつい応えてしまったー!!!





中隊長の横をすり抜けるとき横目で少し確認したら、



~ズモモモモォーン~



こんな感じで擬音がつきそうな状態で大上段に構えた中隊長から変なオーラが出てた。


さらに顔がいかついマンモス顔になってる!?


ヤバイヤバイ、レックス超ヤバイ!!



「集中防御!!」



とりあえずスキルで思考加速して防御に専念する。


この体勢からだと回避は不可能だから受けるしかないんだけど、


前回受けたときは盾で受けて盾を壊されて腕を骨折したのを思い出した。



あの時つけた三角巾はなんか特別感があってかっこよかった。。。


って、今はそんな事考えてる場合じゃない!!


だったら・・・ここは訓練剣の耐久を信じて受けるしかない!!



「秘剣 兜割り」



大上段から落ちてくる中隊長の剣戟を全力の切り上げで迎撃!





かなり力が伝わる位置まで剣を持っていけたと思ったのに・・・思ったのに・・・


バッキン!!


うそん・・・



派手な音がして訓練剣が折れちゃった・・・



ただ、訓練剣で受けた衝撃分は剣勢も弱まってるはず?はず?


もうこうなったら仕方ない・・・


兜の硬そうな角のとこに剣戟あわせるしかないでしょ!!!



チョーパンだよチョーパン、やってやる・・・





落ちてくる剣筋を見ながら兜を合わせてチョーパンピョーン!!


兜の角に剣戟が当たった瞬間に、激しい衝撃とともに吹っ飛ばされる俺・・・



「キャー、レックスー!!」



「おーい!!誰か担架持って来い!!」



とりあえずお約束の「2回斬りが完全に入ったのに・・・」という言葉を残した後、薄れゆく意識の中カティアちゃんの気だるい悲鳴だけが耳に残るのだった・・・



「レックスよ、倒れてしまうとは情けない。。。」





(敗因:剣勢は落ちてたのでそのまま兜の角で受ければよかったのに、調子に乗ってチョーパンして勢いがついて兜が破損した為)


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2024年11月30日 23:00
2024年12月1日 23:00
2024年12月2日 23:00

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