手水舎の止水ふたつめのオリオン




 手水舎ちょうずや止水しすいふたつめのオリオン



 僕は、たまに神社にお参りに行きます。行く時は大抵深夜です。夜には神社に行かない方が良い、みたいな話も聞きますが、何故だか参拝している姿を誰にも見せたくないのです。どうしてかは自分でもよくわかりませんが、なんか嫌なんです。


 で、有名ではない小さい神社だと、夜にあかりが灯っていないこともあります。暗闇の中、ひっそりと鳥居を潜ると、手水舎の水が鏡のように静まっていました。

 ひたすら静かな水鏡にオリオンが映り込んでいる様子を詠みました。


 季語は「オリオン」です。




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