女殺し屋の事件簿 

暁椿

第1話 ごみ捨て

私の行動は主に夜だ

活動しやすいだけでなく、暗く相手を殺りやすいからである。今日もまた、人を裁く…


「や…やめてくれ…!俺には…家族が…!」

「…哀れだな…教えてやろう…お前を殺してくれと依頼したのは…お前の…妻だ…。」

「なん…だと…!」

「嘘じゃないさ…君の行動といい…性格といい…挙句の果てには暴力をふる君は当然だ…

恨むなら…過去を恨め…」

「やめろ…やめろ…!!」


腹部を刃が貫く 続けてこめかみに…

血が流れる…赤い血が… 

「社会のゴミでも、血は赤いんだな…」

そう感じる。

ナイフを引き抜く 血がさっきより溢れる

一瞬意識が戻り、苦しんだようだ

嗚咽が漏れもがき苦しんでいる…


「もう意識は流石にないか…」

歩いてその場を立ち去る。

「ご飯何食べようかな…」

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