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    The reason of closenessへの応援コメント

    【06/07追記】
    >大学に来るまぎわにじいちゃん達が話してたなあって

    「間際」だと思われますが、間際は「寸前」のニュアンスなので、大学に来る(進学の意味ですよね?)に使うには違和感があります。台詞なので余計に。「大学に来る前に」などで十分かと。

    >いわゆる先進諸国を中心に、だいたいどこでも、この五年以内になって急に野鳥たちが人懐こくなった

    ふううむ?
    五年という設定に理由があるのかなと想像はしますが、普通に考えてこんな現象が先進国で起きたら、報道されないわけがないと思えます。ましてこの動画投稿時代なら。「この数ヶ月」くらいなら理解できますが。

    或いは、この現象に地域差があり、田舎から都会へと広がったことで話題になり始めたとかなら、数年のスパンもわからなくはないです。いや、このご時世だと地域差も関係ないかなぁ……


    >「人間はずっと鳥を食べてきたんだよ」

    今も食べてます!w
    「野鳥」の方がわかりやすいですかね。


    >ここの人々は、

    ここの人々?
    主人公は宇宙人とかなんですかね。


    >なるほど、我々と全く交流のない星にも関わらず、

    あ、やっぱり。

    >これだけ通信速度の上がった文明になると、数世紀かかりそうな変遷も、ほんの数年で経過してしまうものらしい。

    ここは違和感。
    生物の本能とか生態の変化に、通信速度がどう関係するのかわかりません。電磁波の影響とか、そういう説明があれば別ですが。

    >「惑星生物学的に、きわめて珍しい現象」

    でもこの手の奇妙な関係は、生物学的にはゴロゴロしてますからねえ。寄生とか共生とか。「関係性の変化が珍しい」というニュアンスならわからなくもないですが、例えば犬猫と人類の関係だって、よく考えたら異常なわけですし。

    ああいや。この現象の意味が、「人と鳥が近くなる」ことでなく、その後のことも含めているなら「珍しい」と言えるのかも。そう考えたらありですね。



    拝読。
    現代版のヒッチコック「鳥」ですね。……ってみんな言いそうですがw

    狙わんとするところはわかりますが、全体的に現象の詰めが甘くて、納得しづらいのが惜しいところです。

    上記した時間の問題の他、モズが首を狙う場面は、2つの意味で謎を感じます。

    一つは主人公がミエコを助けたこと。彼は最後にミエコをあっさり見捨てますが(これ自体は宇宙人なのでよい)、だとしたらあそこで強い意志をもって助ける必要ないよなあと。なんなら人間側の反応のサンプルが取れるくらいですし。

    二つ目は、人間への攻撃が露骨すぎること。
    もちろんラストの伏線なんですが、露骨すぎて面白くありません。ここは「掌に載せた餌をついばんだ鳥が、掌まで突付いて傷つける」くらいに留めて、主人公はミエコを観察するくらいの方が「らしい」かと。

    というか、もしこのモズくらい鳥の攻撃がイージーなら、もっとバンバン人が攻撃されて、すでに大騒ぎになってる気がします。
    まあこれからそうなる、という示唆かもしれませんが、それなら「田舎から範囲拡大設定」に合わせて、田舎から凶暴化が広がる設定にしてもいいかもしれません。鳥葬が田舎で見つかることも符合しますし。

    あとはそうですね……
    鳥が普通に人を襲いだしたら、あっさり駆除される気がするので、単独の人間のみ襲う的な性質を含めてもいいかもしれません。公園で一人ぼっちの老人とかを狙う感じ。田舎から被害がふえるのは人が少なく人目が届かないからとか。もっと知恵をつけたら、食い散らかさず、綺麗に何もかも掃除して証拠隠滅してしまうとかも怖そうです。

    まさに立つ鳥跡を濁さず。あっ、このネタで一本書けそうw

    ここらへんの理屈とか推察は、最後にまとめて主人公が一人語りすれば済むので、かなりやりやすい作品だと思います。

    「鳥」派生とはいえ、モダンホラーの種はまだまだあるものですねえ……

    ここら辺の細部の引っ掛かりで★2としますが、直れば追加します。


    【06/07追記】

    >「ここ三年ぐらい」という長さを前置きした後での「まぎわ」だったら、数日前ってぐらいのニュアンスになると思うんですが

    https://www.weblio.jp/content/%E9%96%93%E9%9A%9B#google_vignette
    私も気になったんで、例文とか調べてみたんですが、日本語的に間違ってるわけではないんですよね。「卒業間際」みたいな使い方も有るわけで、実質今回とニュアンス同じなわけですし。

    ここの違和感は、後で書いた「台詞なので余計に。」が大きいのかも。ミエコのキャラ描写を見るにぽやんとしてて、「間際」という単語を使うイメージがないというか……地の文だったり主人公側が使っていたら、ここまで指摘してないかもしれません。まああくまで私の感覚では、ですけど。

    >五年はいささか間延びしすぎかな。とはいえ、半年程度だと短すぎるかなあという気も。感染症ならともかく、鳥との距離がなんだか近くなっている、と言う程度の話ですからね。有名インフルエンサーが真っ先に記事に上げたりすれば、そりゃ数週間で世界に広がるのでしょうけれど

    ああ、鳥が戯れて来るようになったのは、ここ最近なんですね。
    確かに鳥が逃げないくらいなら報道されにくいのはわかります。てっきり五年前から鳥が逃げない=戯れて来ると思ってました。
    「鳥が戯れる」現象が、いつから始まっているのかが問題ですね。
    まあ次第にエスカレートした結果だとは思いますが、およそでも情報が欲しいところ。三年前は逃げないだけだったってことですかね?

    >ある日突然庭のスズメが手乗りスズメになった、というような、劇的な変化だったわけでもない、という設定ですので

    ここら辺の設定が伝わり切ってないんだと感じますかね。
    エミコの説明だと、

    >「ここ最近の鳥は変だって、大学に来るまぎわにじいちゃん達が話してたなあって」
    >「変っていうのは、逃げなくなったってこと?」
    >「そう。なんだか警戒心がないって。人を怖がらなくなってるって。ネコとか犬からは逃げてるのにね」

    ですが、この流れだと「逃げなくなった」ことが「鳥から戯れてくるほどではない」のか微妙にわからないのが原因かと。つまり三年前から現在の状況だったが、知られたのが最近なのか。それとも時間、場所的に進行して現在に至っているのかが読み取れないというか。

    私なら「都会じゃそんなことなかった」「三年前は逃げないだけで、鳥から寄って来るほどじゃなかった」という情報を入れて、現象の進行を強調すると思います。まあそういう設定ならば、と言う話ですが。後の悲劇を予感させる意味でも役立ちますし。

    >人間の行動様式については、「通信速度が上がったゆえに」、つまり「世界的に人の行動が似通ってきたために」という説明が可能なんではないかと。

    うーん、「鳥を愛でる」とかはむしろ可愛いものを愛でる人間の本能の方が強い気がします。そういうのは通信以前から共通してますし。子供を愛でるのと同じように。

    野鳥を食べるのも、文化的に食べる食べないがあるだけで。ウサギって日本人的には愛玩のイメージですが、欧米だと食用だし。鯨食もそうですけど、通信速度上がって鯨食が消えたかと言うとそうでもないわけですし。

    そういや思い出しましたが、昔、実家が中国人留学生と懇意にしてたことがあって、その人が公園で捕まえた鳩をウチで煮てて、衝撃を受けた覚えがあります。文化の違いヤバいなとw 今はどうかわかりませんが、最近でも「蝉の幼虫を中国人が乱獲してる」みたいなニュースがあるので、やはり文化はそう簡単に変化しないのかもw

    いや、ここは雑感で、書き直すべきって話ではないことは追記しときます。まあ日本国内の現象に留めた方が確実ではあるかもですが。

    >「ある文明種と下位野生種との間で、捕食-非捕食の関係がごく短期間にキャンセルされ、逆転にまで進んだ現象」とかなんとか。

    いいと思いますね。
    実際、歴史的な変化ってリアルタイムだといつのまにか起きてるんだと思います。新種誕生とか。関係性の変化も、知らぬうちに始まっているのはリアリティがあるかなと。

    >「一人、または少人数の人間のみを襲うトリ」というのは充分モダンホラーですねー。

    「蟲読」連載中なら、絶対ネタにしてますw

    >さすがに骨まできれいに、というわけにはいかんと思いますけどね。カラスぐらいならくちばし使って頭蓋骨の中とか骨髄までならきれいにしてくれそうですが ^^。

    骨とか死骸を刻んで持ち運んで、わからないように捨ててしまうイメージでしたね。犬が骨を埋める的な感じで。
    カラスだったら、人骨を巣作りに使ってしまうとかもホラーで怖そうです。話が完全に脇道なのでここら辺で終わらせておきますがw

    作者からの返信

    6/8追記済み

    コメント並びにレビュー、ありがとうございます!
    いつもながらの細やかな読み込み、恐れ入ります。
    いやー、もうご指摘の通りで、こっちが「む、ここは?」と思ったところは漏れなくつついていらっしゃる w。

    さて、頂いたコメントへの対応ですが、ちょっと考え込んでいます。いや、内容的にはほぼ同意なんですが、本作をどういうレベルで捉え直すか、その位置決めで少し迷いがあると言いますか。たぶん、作品そのものはほとんどいじらずに、行単位で一部付け足しする程度の修正になるかと思いますが、それに際しても得心が行った上で手を入れたいので。

    以下、細かいところに関してお返ししておきますと、

    >「間際」だと思われますが、間際は「寸前」のニュアンスなので、

    ここは「え、そうかなあ」という感じです。「ここ三年ぐらい」という長さを前置きした後での「まぎわ」だったら、数日前ってぐらいのニュアンスになると思うんですが、そういう形で使い慣れない人は違和感あるのかな? その点、指摘をもらったということで修正すべきなのかも知れませんけれど、なぜかこの語については、修正するほどかな、という引っ掛かりが強いので、んー、とりあえずこのままとさせてください。

    >五年という設定に理由があるのかなと想像はしますが、普通に考えてこんな現象が先進国で起きたら、報道されないわけがないと思えます。

    五年はいささか間延びしすぎかな。とはいえ、半年程度だと短すぎるかなあという気も。感染症ならともかく、鳥との距離がなんだか近くなっている、と言う程度の話ですからね。有名インフルエンサーが真っ先に記事に上げたりすれば、そりゃ数週間で世界に広がるのでしょうけれど、ある日突然庭のスズメが手乗りスズメになった、というような、劇的な変化だったわけでもない、という設定ですので――まあ二、三年ぐらい? そのへんで調整を考えます。

    >>「人間はずっと鳥を食べてきたんだよ」
    >今も食べてます!w

    そうなんです。ニワトリとか七面鳥はどうなったんだ、というツッコミが入ったら面倒だとは思ってました 笑。そこは小さく語句を補う予定。

    >>これだけ通信速度の上がった文明になると、
    >ここは違和感。

    ここなんですよね。私も一旦、この言い回しはよろしくないかも、と考えたんですが、本作の現象は 人間が野鳥に手を出さなくなる("愛"ゆえに) > 野鳥が安心して、慢心する > その結果…… という流れで起きてることになってまして、その最初のきっかけである、人間の行動様式については、「通信速度が上がったゆえに」、つまり「世界的に人の行動が似通ってきたために」という説明が可能なんではないかと。そこらへん、くどくどと書いてる余裕はないかなあとは思いましたが。
    とはいえ、「通信速度」だと誤解を招きそうなんで、そこは言い換えを考えてみます。

    >>「惑星生物学的に、きわめて珍しい現象」
    >でもこの手の奇妙な関係は、生物学的にはゴロゴロしてますからねえ。

    全くです w。ここはきちんと言葉を補うべきところでしょうかね。「ある文明種と下位野生種との間で、捕食-非捕食の関係がごく短期間にキャンセルされ、逆転にまで進んだ現象」とかなんとか。


    私としては、本作はあくまで「マズイ事態への予感」でとどめたいと思ってますので、一人でいる老人を襲うようになるとかまでの話までは含めない予定でいます。でも、「一人、または少人数の人間のみを襲うトリ」というのは充分モダンホラーですねー。

    >もっと知恵をつけたら、食い散らかさず、綺麗に何もかも掃除して証拠隠滅してしまうとかも怖そうです。

    さすがに骨まできれいに、というわけにはいかんと思いますけどね。カラスぐらいならくちばし使って頭蓋骨の中とか骨髄までならきれいにしてくれそうですが ^^。


    6/8追記

    続けての突っ込んだ考察をありがとうございますっ。

    >ここの違和感は、後で書いた「台詞なので余計に。」が大きいのかも。

    うーん、なんだかこの主張は共感できるような気もするんですよね。それほど硬い響きの漢熟語というわけでもないのになんででしょうね。まあそれでアウト判定になるのかと言うと、すごく微妙なんですが。
    いささか気になってきたので、じっくり吟味してみます w。キャラと語感との整合性ね……たしかに日頃直感でしか処理してない問題ではありますが……。

    >私なら「都会じゃそんなことなかった」「三年前は逃げないだけで、鳥から寄って来るほどじゃなかった」という情報を入れて、現象の進行を強調すると思います。

    ここはまさにご指摘のとおりですね。五年前だか三年前だかはどういう兆しがあって、最近一年ほどはどうなのか。まあ、全世界的に同一のテイムターブル作れるという設定にしてしまっていいのか、という疑問があったんで、このあたりいいかげんにしてたんですが、いくつかの大まかなステップは明示しておくべきでした。何行か、いじっておきます。

    >>人間の行動様式については、「通信速度が上がったゆえに」、
    >うーん、「鳥を愛でる」とかはむしろ可愛いものを愛でる人間の本能の方が強い気がします。そういうのは通信以前から共通してますし。

    ここらへんは、なんだか説得力がない日本語なのは自覚してるんですよね。でも自分的にはこの作品のキモ的なことを語ってる感じもあるんです。どう言えばいいのかな? ええと……
    …………
    すんません、熟考しておきます 笑。

    >そういや思い出しましたが、昔、実家が中国人留学生と懇意にしてたことがあって、その人が公園で捕まえた鳩をウチで煮てて、

    ドバトですかね? 昔「海底二万海里」読んでて、主人公たちがヤマバトとかを電磁銃で仕留めて「ごちそう」にしているシーンを読んで、自分も鳩を食べてみたい! と一時期あれこれ画策したことがあるんですが w、まあ日本の公園のドバトなら味もそう悪くないんでしょうか?

    >>さすがに骨まできれいに、というわけにはいかんと思いますけどね。
    >骨とか死骸を刻んで持ち運んで、わからないように捨ててしまうイメージでしたね。犬が骨を埋める的な感じで。
    >カラスだったら、人骨を巣作りに使ってしまうとかもホラーで怖そうです。

    いやいや、これはピンポイントですごいアイデアだと思います! 長編再開のさなかに焚きつけると申し訳ないんでそこそこにしておきますが、その「人骨の巣」って場面、ぜひ読んでみたいですっ ^^。とりあえず本作の筋とか設定とかは全部持ってってもらっていいんで。え、それは言い出しっぺが書くべき? うーん、私がこのまま進めるとしたら、多分開高健の「パニック」をトリで焼き直しするみたいな作品になりそうなんですよねー。モダンホラーにはちょっとなりそうにないんで……。

    編集済

  • 編集済

    The reason of closenessへの応援コメント

    冒頭のシーンから私は、ファンタジックなかわいい絵面を想像してしまいました。「ある種の宗教画のように」と描写されているように。そんなお話なのかなと思ったら、やっぱり一筋縄ではいきませんでしたね。ミエコを攻撃するような気配を見せた鳥が、モズというところが効いていると思いました。小さい鳥ながら鋭いクチバシをもつ猛禽のモズ。何やら不吉な予感がするような。そして少しずつ不穏な展開になってきて……「惑星生物学的に――」という言葉からラストまで! とてもおもしろく読みました。

    作者からの返信

    コメントならびにレビュー、ありがとうございます!

    鳥と言えば、西洋美術の世界だと「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」を連想するのがお約束になっているようで、私もそのイメージを借りつつ、ミスリードを仕込んだつもりですけれど、このごろでは、もうそういうつかみの風景からしてひどい話に違いない、と反対方向へと読みにかかる方が増えているような気がします 笑。そろそろ素直にほんわかした話も書くべきだろうかと思いつつ、今のところ、そういうネタはないのですよね……。

    >ミエコを攻撃するような気配を見せた鳥が、モズというところが効いていると思いました。小さい鳥ながら鋭いクチバシをもつ猛禽のモズ。何やら不吉な予感がするような。

    @sakamonoさんにそうおっしゃっていただけると面映いのですが、正直、モズぐらいしか思いつかなかったというのが本音です。はやにえで有名なやんちゃな鳥らしいし、ミスチョイスではないだろう、ぐらいの認識ですね w。まあ鳥類全体が人肉に目覚めるとしたら、とりあえず先鋒になるのはモズとカラスかなあとは思いますが。あ、でもニワトリも怖いなあ。

    おなじみの方々には見え見えのラストだったかも知れませんが、おもしろく読んだとコメントしていただいて嬉しいです! 次はもうちょっとひねってみますね 笑。

    編集済
  • The reason of closenessへの応援コメント

    拝読しました。特に文章が良いなと感じました。
    文体と内容が合致して雰囲気が出ていますね。主人公とミエコの距離感が、さりげなく結末を暗示している点もうまいです。

    ちなみに私は冒頭の描写でヒッチコックの「鳥」を思い浮かべてしまいました。あの映画のおかげで、別に鳥が嫌いにはなりませんでしたが、駅前にムクドリが集結してたりするのを見ると、あれが襲ってきたら怖いなあと今でも思います。

    そういえば「鳥」も、これから鳥と人類の戦いが始まるというところで終わってますが、この短編を序章にして、これからの世界を描いてみてはいかがでしょうか。……ってすみません、無責任な焚きつけでした。

    作者からの返信

    コメント並びにレビュー、ありがとうございます!

    さして充分に練り込んだわけでもないネタを、雰囲気とはったりだけで書いてしまったかなあという後味を感じ始めているところですが、お誉めいただいて恐縮です。

    読み手のみなさまとしては、どうしてもヒッチコックに触れたくなるんだろうなと思いますが、私はあの名作をまともに観たことがありません……。というか、確かあの映画は、鳥の異変を「なぜだか突然始まった」という形で描いていたのではありませんでしたかね? 
    本作はそれに対して、一応もっともらしい理由をつけてあるんで、そういう意味では「時代の不安」の文学的比喩でも不条理劇でもなく、自然の必然であり、因果応報です。などと偉そうに書きつつ、そのテーマを長編で展開する意欲も誠意も持ち合わせておりませんので、そこはあしからず 笑。
    大風呂敷的なオチを狙って、「惑星規模の異変」みたいな書き方にしましたけれど、これ、まじめに裏付けを入れて世界規模のパニックを描写するのって、相当な大技だと思うんですよね。ムダに長くなりそうだし……。逆に、映画とかだったら、B級路線と割り切って、派手な画面だらけでなんとか二時間にまとめられるんでしょうが、それをそのまま文章化してもねえ……。


  • The reason of closenessへの応援コメント

    うんうん、面白かったです。
    もう距離が近くなった時点で、「あ、これは捕食行動だな」とは思いましたが、そこが主眼ではなく、その行為に情動を絡めた希望的観測をするのが大方の人だ、というのは面白い視点だと思いました。
    あと、まさか最後でスケールが地球規模でなくなってしまうとは、まったく考えてませんでした。

    ある種、ディストピア的幼年期の終わりなのかなあ、という印象。
    ここから始まる壮絶な争いとかも見てみたいような、そんなストーリーだったと思いますw

    作者からの返信

    コメント、並びにレビュー、ありがとうございます!
    色んな意味で、ギリギリで成立しているかどうかという話ですので、とりあえずは前向きに、それも書き手が意図した通りに読んでいただいて、感謝です w。

    >まさか最後でスケールが地球規模でなくなってしまうとは、

    ここは、それこそ統和機構とか持ってきた方がまだしもなのかもしれませんが、とにかくヒトの行動を横から批評できないと説得力のない設定ではあるので、「全く利害関係のない第三者」を出した次第。あ、でも恐竜帝国のリザードマンって方法もあったか 笑。

    >ディストピア的幼年期の終わりなのかなあ、という印象。

    まあ、ほんとに事が起こり始めたら、人間だって対処するでしょうし、急速に元の緊張関係へ戻っていく、という公算が大ですよね。ただ、そこへ落ち着くまでに、あるいは落ち着いた後に、鳥類と人類がどういう状態になるのか、学問的には極めて興味深いと言えるのではないかと。鳥と言えば猛獣と同義語みたいな感覚になるのか。であれば、日常的に制空権支配されてるんで、今後の人の生活がどうなるのか。

    要は、「不用意に距離を縮めたら、その事自体が災いの元」ということを書きたかったんですが、とりあえず今回は深入りする手前で短くまとめました。何にしろ、こういう話って、いわゆる先進国の都市部以外だと全然説得力ないかも知れませんけれど……。