第37話…紀子とデート

1988年9月某日…厨房にて

「清ちゃん…お腹減ったよ〜」

「紀子ちゃん!じゃ〜お昼にしよう!!」

俺と紀子はお昼ご飯にした。

「清ちゃん…」

「どうした~!」

「明日の夜に遊びに行かん〜」

「何処へ~!」

「夜景見に行きたい!!」

「ううむ!じゃ〜行くか〜!」

「わ〜い!ありがとう😘チュ~」

ほっぺにKissされた!(*´ω`*)俺の頬は赤くなるのを感じた。

………そして翌日の夜!!

「清ちゃん〜お待たせ!!」

「紀子ちゃん〜(*´ω`*)」

俺は紀子の前ではいつも笑顔で接していた。

「紀子〜夜景をどこで見る!!」

「良い所あるよ~ゴールドタワー!」

俺は納得した。当時はとても高いタワーで恋人達の聖地でもある。

「あそこは恋人達の聖地やで~」

と言うと

「たまにはええやんか!!」

と返されて俺は頷くしかなかった。

そして俺は紀子を助手席に乗せ車を出す。

5人が出逢って初めての二人きりのデートだった。俺は高鳴る想いをずーっと隠し通す。

「(……我慢…我慢…)」

車内はいつもとは違う独特の雰囲気があった。

「清ちゃん!どーしたん、ひょっとして緊張してるの!?」

と聞かれ俺は

「紀子が可愛いから緊張してる(*´ω`*)」

と言うと

「可愛い〜!❤私も少し緊張してるよ!」

と返って来た。

肩を寄せたいと思ったが車の運転中だから我慢していた!(T_T)

そうこうしているうちに目的地のゴールドタワーに着いた。

ゴールドタワーは夜になるとライトアップされていてとても美しいのだ!

とりあえず俺と紀子はタワーの1階にある飲食店に向かった。そこには色々なお店がありどれもワンコイン(500円当時)で食べられるので

俺達はお洒落なCafeで食事をする事にした。

………カランコロンカラン………

「いらっしゃいませ〜何名様ですか?」

「2名です!」

「どうぞ〜こちらに〜」

テラス席に案内された。

ここのCafeはデミグラスソースのオムライスが

たったの500円で食べられるので俺達はオムライスを頼んだ。

「デミグラスオムライスを2つ下さい」

「かしこまりました少々お待ち下さい」

待っている間は2人でくだらない話で盛り上がる俺達だった。

「デミグラスオムライスです。」

「どうぞごゆっくり」

俺達はデミグラスの味に感動していた。

「このソース半端なく美味い!」

「うん!そうだね♥清ちゃん」

俺達は夕食を堪能し、本日のメインである夜景を見にゴールドタワーの展望台に向う。

127mの高さがあるゴールドタワーの展望台には高速エレベーターで行くのだ。このタワーは恋人同士の聖地と言われて居て展望台で鍵を2人でかけると幸せになると言う。

俺達は売店で鍵を買い2人で夜景を観ながら鍵をした。そして俺は紀子の頬に軽くKissをした

展望台から見える夜景をバックに


……紀子とデート 完

PS多分初めて2人きりでデートをしたのは紀子ちゃんですね。まだまだ続く5人の関係

また次回〜ではでは





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