第35話…海水浴「前編」
1988年8月某日
俺の誕生日の一件から益々仲良くなった我ら5人組は5人で海水浴に行く事にした。
「皆!今度の休み、海水浴に行くか!?」
「行く!!行く!!」
と彼女達は大騒ぎだ。
「じゃ〜際どい水着持って行くね!!」
「お弁当は任せて〜!」
「パラソルはうちが用意するね~」
「日焼け止めクリームはあたいに任せて」
みんなノリノリだった。
兎に角5人で居ると明るいし面白いのだ。本当は男女の友情なんてあり得ないと思っていた俺も男女の友情はあり得るのだろうと思うぐらいにみんなと居ると楽しいから今回は彼女達の喜ぶ顔が見たくて今回の海水浴を企画した。
………海水浴当日………
その日、待ち合わせ場所まで車で行き彼女達を乗せて海水浴場に向かった。車内では夏に似合う曲をカセットでかけていた。
「清ちゃんとても楽しみだね!!」
「ねぇ!この水着見て!」
「麦わら帽子持って来たよ!」
「ビキニ水着きわど〜い」
「楽しそうで俺も嬉しい!」
こんな会話をしながら車を走らせたのだった。
……1時間後
海に着いた。
海には更衣室があり俺達はそこで着替えた。
「…じゃ〜んどう!清ちゃん!」
と加奈子達が言う。俺は
「似合ってるよ〜!」
と引き攣りながら相槌を打った。
このハーレム状態に失神しそうになるも俺は理性を保つ。
彼女達の喜ぶ顔が見たくて企画した俺だが、俺の方が喜んでいると思うのだった。
……海水浴「後編」に続く
PS
思いもよらぬプレゼントに興奮している
清ちゃんです。
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