第34話…棚卸しでの出来事
1988年7月末日
この日は正社員全員で観光牧場での商品の在庫管理の為の棚卸しがある日で唯一残業をしないと行けない日でもある。厨房も担当している俺と加奈子と和子は作業着に着替えてから棚卸しをするのだ。でも加奈子が着てきた作業着はジャージでは無くて短パンをはいて来たのである
「加奈ちゃんジャージを用意してと言ったよね」と言うと
「暑いのに良いじゃん!!」
と言い返されて撃沈した俺だった(笑)
棚卸し作業が始まる。最初は厨房にある野菜やお米の量を測る。そこが済んだら1階に降りて倉庫の在庫を調べる。倉庫には調味料などが置かれていてその在庫も調べなければ行けないのだ。仕事は順調に進んだその時だ、加奈子がとんでもないことを言い出す。
「清ちゃん肩車してよ!!」
「!!!???……何故!?」
と聞くと倉庫の棚の最上棚にある物を厨房の物だから調べないと行けないと言う事だった。
俺は渋々加奈子を肩車する羽目になったんだ。
俺は中腰になり加奈子を肩に乗せた。
「清ちゃんグラグラしないでよ!」
「わかっているよぉ~!」
加奈子の太ももが俺の頬に触れる。
俺は顔を赤色に染めて肩車を続ける。
「清ちゃんもっと右に寄ってよぉ~」
「こうかい!!」
「………ヨシ!以上っと清ちゃん降ろして!」
俺は加奈子を降ろし倉庫の棚卸し作業は終わった。後は冷蔵庫と冷凍庫を在庫調べをすれば棚卸し作業は終わりとなる。だが此処で問題が冷蔵冷凍庫は寒いのだ。此処で加奈子の短パンがネックになった!仕方なく俺の作業ズボンを貸すことにした。
「清ちゃん!!ええの!」
「仕方ないやん」
と言いながら俺の作業ズボンを加奈子に貸し俺は私服のズボンで棚卸しの作業をしたんだ。
無事に棚卸し作業を終えると夜の8時過ぎていた。このまま彼女達を家に帰すのは忍びないから彼女達と食事を楽しんでから家に帰す俺であった。
…………棚卸しでの出来事 完
PS
肩車する時の生足は大変刺激的ですので注意が必要です。
また次回に、ではでは
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