第3話
実は盗撮で、すでに浮気相手がいることを知っている。
「ちょっと待って!!」
妻は俺が服のタンスに着替えを仕舞おうとするを防ぐ。
そりゃ防がないと、いるもんな中に
「いやぁ、熱くて。先に脱ぎたいんだよ」
「それなら、私が後で掛けておくわよ」
「そう言っていつもやらないだろ」
「やるやる、今日はやるよ。いつも忙しいのにこれくらいは私にもやらせてほしい」
「そう?」
マジでそう思う。結婚前は二人で共働きをしようと決めたのに、妻はすぐに仕事を辞めて、男探しにあけくれていた。
あとこう言って服をしまったことはない。
「いいから、やるから、そうだ、ご飯とか食べる?」
「うん、食べる。でも俺が何か作ろうか?」
「いいの?忙しいのに?」
「いいよ。それに作るの苦手でしょ」
「・・・そうね。ごめんね」
結婚前は、料理は得意と言っていたが、目玉焼きすら油を敷くことも知らないで失敗する。
と、妻への不安はおいておいて、面白いのはここからだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます