11 みやびがいてくれて幸運だよ

女神めがみ ミサキ

「ミエル、自分のなかを、御覧ごらんなさい。」


ミエル

「こんな感じですか?」


 ボクは、夢の中で自分を上から見下ろすことをイメージした。

 すると、ギルドの水晶玉でしか見えなかったものが見えたのだった。


=================


名前: ミエル

職業: 賢者 レベル22


呪文: 魔法使い

 火球かきゅう しょうだい

 こおり しょうだい

 飛んでいこう 4人まで

 お外に行きたい 4人まで

 ステータスを見せて レベル30以下まで


呪文: 僧侶

 回復かいふく しょうだい

 治療ちりょう

   どく麻痺まひ、混乱、精神疲労

 見えないやいば しょうだい

 アイテム鑑定かんてい

   のろい判定はんてい、レア判定、

   最後さいごぬし名前なまえ


=================


ミエル

「すごいです。

 えっ?

 賢者はレベル22から花開はなひらくって、こういう意味ですか?」


みやび

「ミエル、どういうことさ。」


ミエル

「いろんなことが一気にできるようになったんだよ。


 みやびのおかげで、ボクは幸運こううんだ。

 とってもラッキーだ。」


みやび

「ミエルがよろこんでいるなら、わたしもうれしいさ。」


女神 ミサキ

「ミエル、みやび、これからも二人でちからをわせて、がんばってくださいね。」


ミエル

「はい。女神様。」


みやび

ゆめで聞いた声とおなじに聞こえるさ。」


女神 ミサキ

「そうですよ。

 みやび、いままでっててくれて、本当ほんとうにありがとうございました。」


みやび

「こちらこそ、ミエルと会わせてくれて、ありがとうさ。 女神様。」


女神 ミサキ

「もう、みやびは本当に可愛かわいいわ。

 じゃあ、元気でね。」



ミエル

「ねえ、みやび、これなら、ギルドに報告しても馬鹿バカにされないと思うんだ。」


みやび

「ミエルがいいなら、いいさ。

 でも、女神様に会ったことは言わない方がいいさ。」


ミエル

「その通りだね。

 内緒ないしょにしようね。」



 ボクたちは、ギルドの受付に行った。


受付

「ミエルさん、お久しぶりですね。

 なにか有りましたか?」


ミエル

「おかげさまで、魔法が使えるようになりました。

 冒険者証ギルドプレートの情報を更新こうしんお願いします。」


受付

「そうですか?

 では、水晶玉に手をいてください。」


=================


名前: ミエル

職業: 賢者 レベル22


呪文: 魔法使い

 火球かきゅう しょうだい

 こおり しょうだい


呪文: 僧侶

 回復かいふく しょうだい

 治療ちりょう

   どく麻痺まひ、混乱、精神疲労

 見えないやいば しょうだい


=================


受付

「すごいです、ミエルさん。

 どうやったんですか?」


ミエル

「レベル22になったら、花が咲いたように魔法が使えるようになりました。」


受付

「ということは、レベル21までは、ダメダメだったのですか?」


ミエル

「おっしゃるとおりです。」


受付

「貴重な情報をありがとうございます。

 ギルドプレートを更新します。」


 ボクは、更新されたギルドプレートを確認した。


ミエル こころの声

『ボクが自分で見た内容よりも、かなり少ないな。

 まあ、のうあるたかつめかく

って言うからだまっておこう。』

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