風邪をひいて
進藤 進
第1話 力尽きて
「よし・・と・・・」
会社に休みの申告メールを配信し終わって、僕はノートパソコンを閉じた。
とたんに。
熱が出て。
クラクラした。
僕の寝室にあるデスクの椅子から転げ落ちるように。
あらかじめ敷いてあった布団に潜り込む。
頬は火がついたように熱くほてり。
枕に置いたアイスノンの冷たさが心地よかった。
そのまま。
目を閉じると。
僕は眠りに落ちたのでした。
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