2020/03/08

〇〇新聞オンライン

３人死亡事故、美術品輸送中のトラックが蛇行「週末の悲劇」

　長野県〇〇市の国道○７号の山道で５日に発生したトラック１台と乗用車１台が衝突した事故で、３人が死亡する惨事となった。事故直前に、トラックが蛇行運転していたことも捜査関係者への取材で判明した。現場にブレーキ痕はなく、長野県〇〇署は、トラックを運転していた男性がぶつかるのを避けようとハンドルを切った際に運転操作を誤ったとみいる。

一夜明けた事故現場では、標識が大きく折れ曲がったままだ。乗用車に乗っていたのは会社員の〇〇〇〇さん（２６）、トラックを運転していた〇〇〇〇さん（４７）、トラックに同乗していた美術館学芸員の〇〇〇〇さん（３８）の３人と発表。

　事故は６日午後２時１５分頃、見通しの良い山道の直線区間で起きた。トラックが対向車線にはみ出し、乗用車と衝突したとみられる。乗用車はトラックとガードレールとの間に挟まれ、運転席付近が大破していた。この事故で、トラックに乗っていた2名が死亡、付近を走っていた別の乗用車に乗っていた〇〇市の女性（５２）が軽傷を負った。捜査関係者によると、ドライブレコーダーの映像などから、トラックはスピードを徐々にスピードを出し、衝突するのを避けようとして左右にハンドルを切った後、中央分離帯を乗り越えて乗用車に衝突したとみられる。現場にはトラックのブレーキ痕はなく、同署はトラックが減速しないまま衝突したとみている。県警は７日、男性が勤める〇〇市内の運送会社を捜索した。

　トラックには市内の〇〇美術館から輸送するための美術品が多数積まれていた。事故の影響について、〇〇市の担当者は「被害状況については現在調査中であり、コメントは差し控えたい」としている。同町に暮らす住宅近くの７０歳代女性は、「人が亡くなったのは大変残念だ。輸送方法は本当に適切だったのか。美術品は市の財産でもあるので、適切な対応をお願いしたい。」と語った。