予告

予告 3

『吾輩は殺し屋だった猫である』第四話 


 外星人を名乗る男、御器みき百人ももひとと遊覧船でお台場をめぐる高川は、ふたつの勢力を構成し敵対しあう高度な外星文明の存在と、数千年間、それらが続ける恒星間冷戦のはざまに太陽系が位置することを知る。彼らに対し表向き中立の立場をとる国連常任理事国の地球外外交評議会は第二次大戦後に彼ら双方と結んだ不平等条約を改正できないまま、その治外法権下、地球における外星人犯罪に目をつぶってきた。

 御器みきは、多くの同胞を殺害し、現在もどこかで潜伏する吉備津の身柄引渡しを高川に求める。



 ファウストは、メフィストフェレスに心を売って明日を得た。


 マクベスは、三人の魔女の予言に乗って地獄に堕ちた。


 吉備津はネコのからだで夜を駆ける。


 なんとか前回予告を逸脱しなかったものの、いちばん描きたかったシーンを書き終えてしまった朱。はたして1st turning pointの着地をエターナらずに書き上げることができるか。──すべてはみんながつけてくれるハートと、お星さま次第。



 次回、『イエネコは眠らない』


 外星人との取引は、死の匂い。


 


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【御礼とお願い】


 第四話〝イエネコは眠らない〟を読んでくださり、誠にありがとうございます。


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 よろしくお願いいたします。

 ✧*。٩(ˊωˋ*)و✧*。 朱



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【ここまでの登場人物紹介】


子猫のクリス  元・警視庁公安部 機動捜査隊 別班第五部の非合法員 吉備津寛吉警部。訳あって今は子ネコに姿が変わっている。長嶺家で飼われている


長嶺エリン   大学生。長嶺家の長女

長嶺ひえい   高校生。長嶺家の次女

長嶺はるな   小学生。長嶺家の三女

長嶺将人    長嶺三姉妹の父親

長嶺イーディス 長嶺三姉妹の母親


小浦寿一    公機捜別班第五部ジャニターの部長。警視正

高川優二    公機捜別班第五部の巡査長

郷田茂     公機捜別班第五部の巡査

田中      公機捜別班第五部の巡査長


井上      公機捜別班第四部サイバーの警部補


御器百人みきももひと    外星人を名乗る黒ずくめの男


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【註】


*1【NBC物質】えぬ びー しー ぶっしつ / 核(英: Nuclear 原水爆および放射性物質)・生物(英: Biological)・化学(英: Chemical)の3種類の物質の総称。それらを用いる兵器をNBC兵器、またテロをNBCテロと言う。


*2【熱線反射レフライトガラス】ガラス表面に金属酸化物を焼き付けた熱線反射ガラス。太陽放射エネルギーを30~40%遮蔽する。術科センターがこれを採用するのは西日が直撃する武道場の冷房負荷の低減をねらうもの。


*3【クラック】クラッキング(cracking)/ 企業や官公庁および個人のシステムに不正侵入し、情報を盗み出したり、データを改ざんしたり、システムを破壊すること。


*4【上は内閣官房しかない】警視庁公安部に置かれてはいるものの、公機捜別班は内閣官房 国家安全保障局の指揮下にある。





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