第7話 ローズガーデン城秘話

 わりとこまかく設定せっていしたのはいいけれど、それをそうとすると物語ものがたり自体じたいのテンポがわるくなる。

 がんばりましたけども。

 だい10停滞ていたいするおおきな原因げんいんとなってしまいました。


 設定せっていむのはくない。

 やっと気付きづきました。

 おそい!


 いずれどこかで使つかうため、仮置かりおてきに。


 ということで、このさき本編ほんぺん文体ぶんたい「である・だたい混合こんごう」になります。


 ▼


 ローズガーデンじょう


 そのはもちろん、王国一おうこくいちたたえられる薔薇園ばらえん由来ゆらいする。

 湖畔こはんしろは、そのみずうみ豊富ほうふきよらかなみず使つかって中庭なかにわのバラをはぐくんでいるのである。


 うつくしいローズガーデン城は、そのちからして美々びびしい。


 それはいにしえ戦争せんそうによってかれたこいであった。

(この恋模様こいもようについてはします)

 最愛さいあいひとなみだした王子おうじは、ちかいを立てた。


「あなたがあいした薔薇だけは永久とこしえに」

「あなたがそだてた庭園ていえんまもるため城をきずこう」


 王国にかたがれる悲劇ひげきだが、つまり薔薇園あってこそのローズガーデン城なのである。城の建造物けんぞうぶつは薔薇園をまもるように、また薔薇園をどこからでもられるように、薔薇園をかこかべのようにしててられているのである。


 休戦きゅうせん百年ひゃくねんでさらにはなおおくしたローズガーデンは、現在げんざい王家おうけはからいで一般いっぱん開放かいほうされている。

 庭園ないには屋根やねきの東屋ガゼボ格子状こうしじょうたなつたからまるパーゴラ、ベンチもそこかしこにあり、いこいのとして周辺しゅうへん住民じゅうみんしたしまれ、また観光客かんこうきゃくまでもせている。


 あかはもちろん、ピンクやしろ黄色きいろむらさき大輪たいりんの花、おくゆかしくく花、ちいさくもたくさんの花をつけるものも。様々さまざま品種ひんしゅもあり、ほぼ一年中いちねんじゅうなにかしらバラは咲きほこり、庭園をいろどり、重厚じゅうこうかおりでも包んでいる。


 おとずれるみなこころくまでバラを愛せるのは、現代げんだいまでがれてきた庭師にわしたちの丹念たんねん仕事しごと賜物たまものである。


 いまはしかし、歴史的れきしてき会談かいだんとして城はえらばれ、厳重げんじゅう警戒けいかいのもと一般の入場にゅうじょうきんじられている。

 庭は、バラたちは、ひっそりとしばしの休息を取っているのである。


 会談がなごやかに、平和的へいわてきすすめば、魔界まかい特使とくし一行いっこう自慢じまんの庭園へと案内あんないされることだろう。


 それよりもさきに……。

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