第3話とりあえず因果応報2
「うぅん…」
あれ?ここはいったいどこなんだろう。周りもお空?も地面もみんな真っ白けっけです。
えっと僕は確かお家に向かっていて、近道しようとして森のなかにはいって…
ああっ!そうだ滑って転んじゃったんだ。そしたら石に頭ゴチンって
……
「もしかして…」
『それ以上言うな。』
あれ?なんか声がするよ?スゴく懐かしい… えっでも知らない?
キョロキョロしても誰もいない…
『大丈夫だ。タッくんは死んじゃいない。その一歩前ってところだ。』
タッくん?……僕の事?
えぇっと、僕の事タッくんって呼ぶキミは誰ですか?一歩手前って?
『とりあえず落ち着け、な?』
『一歩手前ってのは今ならまだもとに戻れるってことだ。』
別の声?でも……もどれる?
いろんな声さん達が教えてくれてる。姿は見えないけどスゴく安心する。なんだろう何処かで……
そんなことなん考えてたら
『とりあえずこいつを受け取ってくれ。』
(バサッ)
目の前?に“紙の束”が出てきました。受け取れってとればいいのかな?
僕は行きなり目の前に現れた紙の束をなんでかすぐに手に取りました。怪しいよね……いつもだったら怪しすぎるから見なかったふりするんだけど。
でも……なんでかわからないけどスゴくこれがほしくて、受け取らなくちゃいけない気がして。
「えっ!何?うっうわぁぁぁっ」
受け取る?ううん、紙の束にさわったらね、いきなり僕のなかに吸い込まれてちゃった。
そしたら
、頭のなかにいろんな事が流込んできて……
僕はまた気を失っちゃいました。
『オイオイ、大丈夫か?』
『フェンリルはん、なんやもうすこしやりかたありまへんどした?いきなりこれはちぃときついて』
『だな……悪い反省してる』
『大丈夫だよ。僕らの力がちゃんと守ってくれてるみたい。』
『空亡?』
『今は眠ってるだけだよ。それより後始末が先じゃない?』
『だな。』
主が眠りについた横で俺達はこの状況を作り出した奴にお礼をしようと意識を向ける。
いや、あんまりひどいことをするつもりはないぞ?心のそこから自主的に土下座したくなるように物理的に“御願い”するだけだ(悪笑)
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