乙女ゲームの悪役?いや、ただの公爵令息です!
ネエアス
第1話 僕の婚約者?
「ルカ、お前の婚約者か決まったぞ、喜べ!第二王子アルベルト様だ!」
銀髪の髪に紫の目の長身の凛々しい男が、ルカの父親、ルカは今何て言ったと疑問に思いつつ男の子だよと父親とその横でニコニコしてる金髪の髪に青い目の可憐な女性はルカの母親、ルカは母親に目を向けて
「まみぃ~だでぃなんっていったの?」
甘ったれなルカの声、ニコニコ笑顔で優しい母親の声でもう一度
「可愛い私のルカの婚約者がアルベルト殿下に決まったのよ」
男の子のルカが男の子の王子と婚約者、その衝撃にルカは淡い恋心の大きくなったらメアリーとの結婚を待ちわびてた。それが今日打ち砕かれた。
「イヤァーーーーーだぁーーーうえぇぇぇぇぇぇぇぇんメアリーちょけっこんちゅるーーーー!うふぇぇぇぇぇぇぇんぶぇぇぇー」
ルカは初恋を男の婚約者に砕かれ、盛大に泣き騒ぎ暴れ、父親は婚約と言っても名ばかりで友達として支えればと、そしてルカの甘ったれ具合に仕事をせずに経済力のある王子、ついでに大人になれば秘密の恋人を作れるだろうと、しかし、まさかまさかルカがメアリーに恋してるなど思ってもなかった!メアリーは25でお前の遊び相手の1人がメアリーの子供だぞ!何故気づかぬ!しかも王子が貰う領地は我がホンディール公爵領の近くだ、直ぐにルカが来れる距離を国王にお願いしたのだ、なのに泣き叫び暴れる可愛い息子・・
母親は思う、床に大の字で暴れる息子にお兄ちゃんそっくりね~、こうなると大変なのよね~っとどっか呑気に構えていた。
「ル、ルカ!」
「まぁまぁ」
「坊っちゃま!ホンディール公爵のご子息様としてその様な泣きかたはみっともな無いですよ」
イヤァーーーーー
屋敷の使用人は暴れるルカを見てお綺麗なシルバーブロンドのお髪が!?タザンナイトの様な青紫お可愛らしいお目目がそんなに泣いてしまわれますと溶けてしまいますわ!?
盛大に泣き疲れて寝てしまったルカはめちゃくちゃに怒ってたが両親は気にせず名誉なこと、と話して聞いてくれなくてルカは
「ルカ、にぃいにおてがみかくの!」
ルカの書いた手紙はメアリーによって無事に届けられ直ぐ様、兄、グイード様に届けられた。
「父上!母上!可愛いルカを男のしかも!アルベルト殿下の婚約者とはどういう事ですか!!!!」
ドッカーンと言う勢いで兄、グイードが大声で言う。母親はあら、これは大変ねっと思いつつもルカの将来を思ったら王子との婚約は良いことだらけ、何せ世継ぎは要らない、ルカの好きな人とは結婚が出来ないけど愛人になら良いはずよ、それにお金の心配も無い物ね
「グイード!アルベルト殿下に不敬だぞ!これは王命だ!決まった事だ!我が家の誉れだぞ!」
「イヤァーーーーー!にぃいイヤァーーーーー!」
ルカの味方はにぃいにだけ!にぃいに抱き付き全力で拒否をした。
全力でしがみつく弟に両親を睨み付けその真意を探った兄、グイードは弟の幸せの為の両親の暴走と理解した。
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