幼き日 摘んで ままごと 沈丁花

 おさな んで ままごと 沈丁花じんちょうげ



 .☆.。.:*・゚


 名前も知らぬ 幼き日

 甘い香りに 誘われて

 隠れるように花を摘み

 ままごと遊び楽しみて


 そっと香りを楽しんで

 間引くように隠したは

 幼さゆえの無邪気さか

 

 とが逃れたく息を殺して

 


 忘れられないあの香り




 .☆.。.:*・゚




 その花が「沈丁花」だと知ったのは

 大人になってからのことでした。


 沈丁花という、

 香りの良い花があると知って

 是非ともお目にかかりたいと

 調べて探してみたところ

 幼き日に

 ままごと遊びで摘んでいた花でした。


 とても良い香りだったことを覚えています。

 そして、

 一度にたくさん摘んではいけないと

 幼いなりにも考えて、

 花を摘んだことがバレないように

 間引まびくかのように摘んでいた記憶も。



 嗚呼ああ

 あの花は 今もそこにあるのだろうか。

 あの時 遊んだ あの子は今 どこ?



 .☆.。.:*・゚


 沈丁花の花言葉

 「不死」「不滅」「永遠」


 .☆.。.:*・゚





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