Secret1:「美少女ウサギたちの秘めごと」【微エッチ】
微エッチシーンです。
本番は最後にぼかしつつ、本番前のイチャイチャシーンです。
――――――――――
さて。
そんな推測の時間や、おまけにトンチキな一問答を挟んだりはしたが。
状況整理の時間を兼ねての食事、一息の時間はお開きとなり。二人は体を休める時間を取る事とした。
一応、ダイナーの出入り口には安全策として簡易なトラップを設置。
睡眠の際には二人同時に睡眠に入ることはせず、片方は警戒に着いての交代での睡眠を取る手はずだ。
「――えーと……あぁ、枠一回切れるな」
星宇宙は撮影機能のウィンドウを操作しつつ、言葉を零している。
流石に夜通し状況を動画で垂れ流すのは落ち着かないと思い、機能を調べ。動画の枠が一回切れる事を今に確認した所であった。
「なんか長かったな……とりあえず一回枠を切ります。そっちとこっちの時間差を考えて、そっちの朝くらいに合わせて次の枠を始める予定です」
そして星宇宙は動画を今日にあっては切り終える旨と、合わせて次におおよその開始時刻を告げる。
《乙》
《おっつん》
《お疲れさまでした》
それに返り流れる、労いや挨拶のコメント。
「それじゃ、おやすみなさい」
「またねー」
変にウダウダ長引かせてもしょうがないと。星宇宙とモカもそれに終了の挨拶の言葉で答え。
そしてそれをもって動画の枠は終了。本日今回の実況はお開きとなった。
「――はぁ」
停止し静かになったコメント欄を見て、少し寂しいものを覚えて一声を零す星宇宙。
しかしすぐに気を取り直し、夜を越えるための身支度へと取り掛かることにした。
「そういや……モール攻略からずっとバニー姿だったわ……」
そこで改めて、自分の姿を見て零す星宇宙。
一応、ダイナーに着いてから今に在っては、上からジャケットこそ増やして羽織っていたが。
モールの攻略に臨むときから、二人は今までずっとバニーコスチューム姿であった。
その事を再確認して少し気恥かしさを再燃させつつ、羽織っていたジャケットをとりあえず脱ぐ星宇宙。
ちなみに衣服装備はウィンドウ操作から一瞬で変更することも可能だが、普通に自分で脱ぐことも可能であった。
「レベルが上がって防御もいくらか底上げできたし、明日からはとりあえずデフォの服に戻すかな」
今尚有用性がまったく失われた訳では無いが、中身おっさんな自分がバニー衣装に身を包む事には、やはり感情的に微妙に思う部分があった。
その事から、明日にはまた装備をデフォルトの衣装に戻す考えを口にする星宇宙。
「えーっ?」
しかし、そこへ不服そうな声が飛ぶ。主は他には居ない。カウンター内の椅子に腰かける、同じくバニー姿のモカ。
「せっかくエッチで目に嬉しいのに、戻しちゃうのー?」
モカの言葉は、下心をまるで隠そうともしないそれ。
「落ち着かないんだよ……モール攻略時は脆弱な防御だったから、背に腹は代えられなかったけど、レベルアップでいくらか補えたし――それに、個人的にはこの世界感でのロールプレイで着るには趣味じゃない」
しかしそれに星宇宙は、呆れ交じりの気恥しそうな言葉で答える。
どちらかと言うと星宇宙のメンタル、趣味嗜好が関わっての理由が大きかったが。星宇宙個人としてはそこもまた大事にする所であった。
「むぅー、ざんねんっ」
「まったく……」
それにモカはまた不服そうに口をとがらせて零す。
星宇宙はそれを傍目に見ながらまた呆れ声を零しつつ、脱いだジャケットを適当に近くに掛ける。
「――じゃあ、今晩中にごちそうさましちゃわないとねっ」
「え?――わっ!」
しかし、星宇宙の背後よりそんなモカの声が聞こえ。
それも束の間。直後に星宇宙は、モカにその身を捕まえられるように抱き着かれていた。
「ちょっ……モカっ!?」
星宇宙の背中に、モカのたわわな乳房がむにゅりと押し付けられその感触が伝わる。
「な、何を……っ?」
唐突なそれらに、慌てふためき声を上げる星宇宙。
「ふひゅひゅ♡なにって、お楽しみのじかんだよぉ?こんなイケナイエッチなウサギさんが、ずっと目の前でウサウサぴょんぴょんしてたんだもん。もーガマンの限界っ」
微かに身を捩る星宇宙を、しかし背後からがっつり抱き着き捕まえるモカが。星宇宙の耳元で囁いたのはそんな言葉。
それは色の企み――星宇宙に欲情し、彼女(彼)を襲い、いただかんとする意志に他ならなかった。
「え、ちょ……ひぁっ!?♡」
「んーっ♡」
戸惑う星宇宙をよそに、直後にその後ろ横の首に、甘くこそばゆい刺激が走った。
モカが星宇宙の後ろ首に唇をちゅっと付けて、軽く沿わせて嬲り刺激したのだ。
「っぁ……♡」
「ふぁっ♡これはホントにたまんないねぇ♡」
意志に反して、甘い声色を零してしまった星宇宙。
それにモカはご満悦と言った様子を見せながら。抱き捕まえた星宇宙の、その慎ましくも美麗な乳房や、尻腰回りを揉んで堪能し始める。
「ふふんっ♡鬼畜おじさんに食べられちゃうシチュを予想してたけどー。これは、まずは美少女化おじさんを食べちゃうのも全然ありだねー♡」
そのいやらしく嬲る手付きに合わせて、そんな何か企みの言葉をまた紡ぐモカ。
「ぁぅ……っ♡……も、モカ……マジで、俺と……?」
自身を嬲り堪能し始めた手付きに、その刺激にまた甘い声を零してしまいながら。
星宇宙は戸惑い交じりに、その真意を尋ねる言葉を紡ぐ。
「まぢっ♡星ちゃんは、イヤかなっ?」
そんな星宇宙にストレートに答え。続けモカは少し悪戯な声色で、また星宇宙の耳元で囁く。
「……いやじゃ……ない……っ♡」
それに星宇宙は、色艶を混ぜた小さな声色で紡いだ。
思わぬ形であったとはいえ、星宇宙からすれば最推しからのアプローチ。それだけで心は溶かされ、拒めるはずなど無かった。
「ふひひっ♡」
「ふぁっ!」
それを聞いたモカは、妖しくもしかし可愛らしい声で笑い零し。
そして次には、星宇宙はモカによって。カウンター内の床に睡眠のために敷いて置いた、マットレスの上にポフっと崩し押し倒された。
モカはそのまま寝かせた星宇宙の上に覆いかぶさり、身を重ね圧して逃げる手段を塞ぐ。
その位置関係から、星宇宙の慎ましくも美麗な乳房と、モカのたわわな乳房がむりゅりと互いを潰し合う。
「も、モカ……――んぅっ!?」
そして次に瞬間。星宇宙の小さな可愛らしい唇は、同じく愛らしいモカの唇に塞がれた。
「んーっ♡」
「んぅぅ……っ♡」
重なる唇。星宇宙の唇がモカの可愛らしい舌にしかし強引にねじ開けられ、二人の舌が絡む。
やらしい唾液の水音が響く。
同時に星宇宙の乳房が、モカの片手により一層ねちっこく揉みしだかれ。
さらに星宇宙の腰尻周りを撫で、揉みまわして嬲っていたモカのもう片方の腕は。果てにはそちらの腕は星宇宙の股間部に突きこまれる。
「んぁっ……♡ふぁ……♡も、もか……こ、これ……っ♡」
一度、唇が放され。
星宇宙は、自信を見下ろし捕まえる獣――モカを、蕩けた眼で見上げ。ふやけた可愛らしい、悦びを混ぜた声色を零してしまう。
「ふひひっ♡星ちゃんマスター、エッチでいけない子だねぇ♡たっぷり分からせてあげるから、カクゴしなきゃだよぉ?」
その星宇宙に、モカはエロおじさん社長ムーブで宣告の言葉を向けて降ろす。
「ぁ……はぅ……っ♡」
しかしそれに対して、色に満ちた微かな声を。捕食者の加虐欲をそそる愛らしい声を零してしまう星宇宙。
すでに、星宇宙は『女』のスイッチを完全に入れられてしまっており。これより捕食される獲物には、拒否権は無く。
すでにそんな気もないまでに、蕩けさせられていた。
「んむっ――♡」
「んーっ――♡」
そして、モカは食らわん勢いで、星宇宙のその愛らしい唇をまた塞ぎ。
星宇宙の体を、その愛しいTS美少女の堪らないボディを徹底的に貪り堪能し始めた。
その夜。
深い時間、二人っきりの空間で。
美少女TSおじさんウサギな星宇宙は、ウサギなのに狼と化したモカに。
おいしくいただかれてしまい、女としての甘い悦びを覚えさせられ刻まれてしまったのであった――
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます