ベーシックインカムになった世界で

ダークネスソルト

始まり


 20○○年、政府が全ての国民に対して、無条件で定期的に一定額の現金を支給する制度であるベーシックインカム制度を導入した。

 その背景には社会保障制度の一種としての役割として、貧困の削減や経済的安定、増え続ける生活保護受給者や崩壊しつつある年金制度、それを全て解決する妙案として行われた。

 

 支給される額は一人につき11万円。

 市と受給内容にもよるが、生活保護の受給金額より少々少ない程度のこの金額であるベーシックインカム制度は最初は大きな混乱を伴った。

 何故ならベーシックインカム制度を導入するにあたり、日本は生活保護制度と年金制度(障害年金等も含む)を完全に撤廃し、医療費の個人負担額を3割から5割に変更、その他、一部公共施設の有料化に救急車を呼ぶ際にもお金がかかるようになった。

 最初こそ混乱して、ベーシックインカム制度は辞めた方が良いのではないかという議論もなされたが、人間とは慣れる生き物である。


 気が付いたらベーシックインカム制度をすっかりと受け入れて、皆上手く適応をしていった。


 この物語はそんなベーシックインカム制度導入によって人々がどんな人生を送っていくのか、その光と闇について作者が勝手に気持ちよく妄想して描くローファンタジーライトノベルである。

 


―――――――――――――


全て作者の妄想と想像で書かれてます。

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