「カクヨム甲子園2025」へのご応募ありがとうございます。そして、中間選考通過おめでとうございます。些細で暑苦しい電車の一幕。見慣れた風景が少し変わって見える、いや、変えてみようかなと思える作品でした。語りすぎないところも、すっきりした読後感があり良かったです!これからも創作活動を楽しみながら、素敵な作品を書き続けてください。
通勤・通学時に座れるかどうか、その日のその後を左右する大事な要素である。どこに座りたいかも含めて、身に覚えがある人も多いのではないだろうか。座っているときに年配の方や妊婦さんが来たら席を譲るか?それもまた椅子取りゲームと人生という名のRPGをプレイするときの醍醐味であり、すべてはある一つの結末に収束していく。明日の電車が楽しくなるかもしれない一作。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(138文字)
本当にそうだなぁ…… この物語を読みながら、僕自身、常日頃の電車の光景を思いかえした。 電車の席。それは公共のものであり、かつ限りがあるもの。そのたくさんの気遣いが生じている難しい場面が 綺麗にまとめられていました。
電車内の椅子取りゲーム。朝だろうが、夜だろうが端っこの席が人気なのは変わらない。ただこの日は違った。現れた老夫婦、さてどうする…?なんだかほっこりする、そしてニヤついてしまう、そんな良い作品でした。