全てを失った者が現実にもがく物語

@floud

第一章 始まった物語

第1話 今日という日の始まり

「お・・・」

(なんだ?)

「おーい・・・」

(またか)

「おーいフロウド!!」

「んぁ!?」

フロウドと呼ばれた少年が飛び起きる

周りには友人らしき者がいた

「なんでお前がここに?」

少年は友人?に質問をした

「なんでって今日は一緒に祭りに行く約束やったやろ」

「あ〜そういやそうだっけ?」

「そや、忘れとったんか!」

「ごめんごめんそういやそうだったな!思い出した!」

「ふん、どうだかな」

「んで、祭りは夕方からだよな?」

「そうや」

「なら何でこんな朝から家に来たんだ?」 

友人?は目を泳がせて早口で答える

「そっそれは・・・おっお前はよく遅刻するからや!」

「ならせめて昼にしてくれよ」

「なんや!文句あるなら遅刻癖を直さんかい」

「へいへい」

「何やそのやる気ないのは!」

「朝からお前が楽しみすぎて元気なだけやて」

「ちっ違うから別に楽しみってわけじゃ」

「へーそうなんだニヤニヤ」

「💢お前な〜」

友人?は少年を追いかける

しばらくして

「んじゃ、今日もあそこに行ってくるから」

(だめだ行くな)

「おうよ夕方までには戻ってこいよ。いつもの所であいつらと待ってるからな」

「おっけー多分大丈夫」

少年は荷物を持って街の中を駆けていく

(ここで終わってくれ)

次の瞬間景色が変わり街は変わり果てていた

建物は崩れあらゆる所が燃えている

ある公園の前、いや何人かの少年少女が倒れている前でフロウドと言われた少年が座り込んでいた

「あっあぁ、うぁぁぁぁぁぁぁ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「っ!」

フロウドは飛び起きた

「はあ、はあ、うっ」

突然吐き気が込み上げてきてトイレに駆け込む

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「またあの夢か」

楽しい一日なるはずだった日

なのに全てを失った日

俺が街を離れている間に【ある奴ら】が街を襲ったらしい

その結果俺以外の住人は全員死んだらしい

異変に気づいた俺は急いで街に向かったが俺が着いた時には全てが終わった後だった

今となっては遠い昔の話

奴らを許すことは無くとも復讐をしようとも思わない、その程度の記憶だ

➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

この度は作品を読んでいただきありがとうございます!初めましてFloud です

人に作品を見ていただくのは初めて(実質2回め)なので多分誤字脱字もたくさんあると思いますし読みにくかったりこれは誰のセリフだ?ってなるのも多いと思います。成長していくので暖かく見守っていただけるとありがたいです。

旧タイトルの時に読んでいただいた方々

今回は少なくとも一章(キリのいいところ)

まではしっかり話を進めますのでもう一度この作品をよろしくお願いします。

更新は基本不定期ですが2日に一話ぐらいあげれる予定です。

ではまた会いましょう

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