航行日誌
菜月 夕
第1話
航星日誌3423D0528
この惑星は500年程前に災害によって当時隆盛を誇っていた文明は崩壊したはずだった。
しかし転送ポイントが何らかな偶然によって復活したらしく微弱な電波を発していた。
我々はその地を調べるために転送ゲートにエネルギーチャージを始め、三時間後転送してポートに降り立った。
「おお、伝承の通り勇者が降臨した」
どうもこの遺跡を起動させた事が現地人に伝わっていたらしい。
「魔王復活の年に勇者様が降臨してくれるとは」
なにか先史文明が失われた事により我々の事が間違って伝わっているらしい。
しかし我々は現地の文化を守る為に必要以上の関与は許されていない。
しかし、彼らは未知の脳力でこの遺跡にエネルギーを送っていたらしい。
魔法とか言う能力でこの遺跡を起動させたらしい。
ワープポイントと言うのは極めて繊細な技術である。
そんな訳の判らない技術で応用されてはワープ空間自体にヒビが入ってしまう。
「我々の了承も得ず召喚などと言う非人道的な行いをこれ以上許してはおけない。
我々はこの聖地を破壊してこのような事が二度と行われない様に破壊し、この大地は全ての他の世界への道をとざされるであろう」
まずは低周波で地震んら式者を起こして住民を退避させる。
我々も旗艦して上空よりピンポイントで遺跡を破壊する。
また、魔法を攪乱する精神波ナノポッドをばらまく。
ナノポッドの機能がしなわれる頃には魔法などおとぎ話になるだろう。
しかし、ワープ空間も封鎖されたこの惑星は宇宙で孤立してしまうだろう。
魔法などと言う我々の物理宇宙を乱す存在を宇宙に出してしまえば、宇宙の物理存在が危うくなる。
この惑星は永遠に封印されるであろう。
なんと言ってたかな。そうだこの惑星の住民はここを地球と呼んでいた。
航行日誌 菜月 夕 @kaicho_oba
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