絶対自分には書けない領域でした。男性は歳をとると10歳のキャラクターに恋愛させる能力は剥奪されてしまう。でも書く力を剥奪された自分が読んでも許さるくらいすっと入ってくる文章でした。
ぼちぼちおじさんと言われるくらいの歳なので想定読者層とも違うだろうし企画にご応募頂いていたけども読む前は少し不安でした。だけどたぶん作者さんがもつピュアさが私のうがった意識を取り除いてくれて最後まで楽しく読みました。今年一番爽やかな気持ちになりました。
気になったところが2点あって1つ目が、鈴の性別が最初の辺り読んでると「おそらく女の子?」という感じで少し不安だったので、女の子同士だってわかる描写をそうそうに入れた方がもっとテーマに没入しやすくなるかな?
2点目が1話で誕生日会のシーンの想像膨らんでたので鈴の誕生日を冬にして2話を2人だけの誕生日会にした方が構成としては良かったかも?
でもこんなこと書いてて重箱を突くような野暮なこと言ってるんだなと思います。とにかくめっちゃかわいくてよかったです。